南アフリカのダーバンで開催されていたCOP17は、各国の主張が対立し、会期を2日間延長する過去最長の会議となったが、最終的に、以下を盛り込んだ「ダーバン合意」を採択して閉幕した。●2012年末で期限が切れる京都議定書は延長する。延長期間は5年間と8年間の2案があり、詳細は来年のCOP18(@カタール)で決める。日本はロシアやカナダとともに、延長期間には参加せず、自主的な数値目標を掲げて削減に取り組むことになる。●2大排出国の米中を含む全ての主要排出国が参加する新たな枠組みを2015年までに採択し、2020年から発効させる。「ダーバン・プラットホーム」と呼ばれる工程表を決定。また、このための作業部会を来年前半に設立する。●地球温暖化対策に取り組む途上国を支援する「緑の気候基金」を設置する。 ⇒ 12/12読売新聞夕刊
全ての主要排出国が参加する新たな枠組みを作ることが合意できたことは大きな成果と言えるが、発効が9年後というのはtoo lateではないだろうか。 (関連:11/21マイブログ)