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「アインシュタイン@ホーム」、未知の「パルサー」発見

2010-08-15 | つぶやき
このプロジェクトは独マックスプランク研究所が中心となりインターネットで繋がった個人所有のパソコンの空き時間を使って、パルサー(中性子星)や重力波を発見しようとするもの。今回、日本など192か国のボランティア約25万人のPC50万台を使って、中米プエルトリコのアレシボ天文台が公開していた観測データを分析の結果、2007年2月のデータから新たな「パルサー」を発見したことが米科学誌サイエンス(電子版)に掲載されたそうだ。今回発見されたのは地球から約1万7000光年離れ、毎秒約41回転の比較的周期の長い「パルサー」とのことだ。また、PC50万台による解析速度は世界最速のスパコンを上回るという。 ⇒ http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010081201000730.html
TIPS1)パルサーは重さが太陽の8倍~25倍の星が燃え尽きて重力で崩壊して超新星爆発を起こした後に残る星で、コアの大部分が中性子でできていて、角砂糖1個分の重さが10億トンにもなるというから驚きだ。高速で回転しながらビーム状の電磁波を放出しているため一定周期で点滅して見えるため(灯台と同じ)パルサーと言われる。
TIPS2)最初に発見されたパルサーは1968年にカニ星雲で発見されたものだが、その超新星爆発が鎌倉時代の歌人・藤原定家の「明月記」という日記に「1054年4月中旬以後、オリオン座の東側に木星と同じくらい明るい星が出現した」と記されているというから驚きだ。現在、このパルサーは「SN1054」(i.e.SuperNova@1054年)と名付けられているそうだ。