MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

バッハが好き

2007年07月16日 | Weblog

音楽室の壁によく飾ってある
大作曲家達の肖像画(の複製)の顔ぶれの中で
バッハ・モーツアルト・ベートーベン辺りは
すぐ思い浮かぶのではないでしょうか。

いかにもバロック時代らしい、
不自然な髪型のカツラをかぶった四角い職人顔のバッハ

白いだけで、カツラの髪形は自然な(その時代としては)
モーツアルトのすましたような顔

もしゃもしゃの地毛に四角い顔のしかめ面で
こちらを睨んでいるようなベートーベン

―――もちろんタイトルは、
バッハの容姿がタイプだという意味ではありませんので
誤解しないでくださいね。


小学校の音楽室で、この肖像画を眺めていた頃は
まさか自分が、この人の作品を演奏することになろうとは
夢にも思っておりませんでした。

ピアノを習って2度目の発表会で
彼の「トッカータとフーガ」を演奏したのを初めとして
ピアノをずっと習っていれば、いずれ通る道
「インベンションとシンフォニア」に進みましたが
バロック音楽の特徴である
複数の声部を、弾き分けるのが本当に難しくて
散々苦戦させられました。

そんなわけで
学生時代のバッハ作品に対する印象は
『嫌いじゃないけど、付き合いにくい相手』。

しかし
学生時代と違って、じっくりと
バッハ作品に向かい合えるようになってみると
「あっ、この人って結構味わい深くていいかも…」
という感じになり
現在、大好きな作曲家の一人となりました。

変われば変わるものです。