MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

引継ぎ

2007年07月12日 | 音楽教室
7月には珍しいことですが
生徒さんのクラス移動がありました。

通常は、4・5・6月と、年度の頭3ヶ月が、
学年が上がって授業が長くなる
クラブ活動を始めて、帰宅が遅くなる
塾に通い始める
というような変化のある時期のため
曜日・時間の変更希望が多くなります。

こういう場合
自分の担当している枠の中で融通がきくなら
そこへ変更していただき、
駄目なら、他の講師さんのクラスを紹介して
移動していただく事になります。

この、他のクラスに移動していただく場合
大概、生徒さんも講師さんも初対面ですので
使っているテキストと、現在の進み具合
生徒さんの音楽能力・長所・短所・性格・環境等
担当が変わった初日から、スムーズにレッスンが運べる様
引継ぎをしなくてはなりません。

特に、こう書かなくてはならない、という決まりがないため
引継ぎ書の内容は、講師さんによって千差万別。

実にすっきりと、ポイントをつかんで
必要な情報を 短くまとめて書いてくださる方

その生徒さんとのやり取りから服装などまで
便箋いっぱいにびっしりと書いてくださるのだけど
30行くらい書いてあっても
使える情報は2行だけだったりする方

「私には こう感じられたわ」と
思いっきり主観で書かれる方

使用テキストと、これを弾いている、というくらいで
ほとんど情報らしい情報がない方
(30行中2行の情報とあまり変わりませんが
初めからそれしか書いていない分だけ見やすい)

と、その人その人の個性がものすごく出てきます。
十人いれば、十通り。
ああ、先生も人間なんだなあと感じます。