笠木透追悼コンサートに行ってきました。
笠木氏に影響を受けた、フォークグループ、個人8組が笠木氏のことを語り歌い、彼の思いの一端を知ることが出来ました。
私は、日本社会の異論を許さず権力の元に一体化させる流れから、自由な個人の自由な共同の広がりを感じています。
笠木氏は、この思いをフォークソングというジャンルで、人を育てたということだと感じました。ここが、日本のミユージシャンの中で決定的に違うところではないでしょうか。今回の歌でも「一人一人ばらばらで、いっしょがいい」というような歌詞の歌がありました。
私はこれまで、笠木氏の思いは、「歌のうまさではない、個人が、その思いを表すこと、伝える人を増やすこと」だと思っていました。
今回は「歌った以上そのように生きろよできないことは歌うな!」と生き方そのものへと求めています。
閉塞感の中で、反動的な打開をねらう勢力と自由・平和・民主主義・くらしをまもる、運動の広がりとの先鋭な対決の時代を直感していたのだと思います。
今回の出演者にも、その気概を感じることができました。
音楽的には、アメリカンフォークという同じ傾向のものです。山本さとしさん(ヒロシマの有る国での作者)は、叙情的なメロディーで違いがありました。
みなさんそれぞれ、20年30年という長いバンドで、女性のすばらしさが目立ちました。
「ヒューマン・ファーマーズ」や「いわき雑魚塾」のように、部分的にジャンルをこえた音楽集団との交流を積極的に広げているグループなど、笠木氏の思いを発展させる活動にも注目しています。
出演者 ヒューマンファーマーズ、いわき雑魚塾、館林ロストシティ ランブラーズ、ウッドランド リンキング、ぽこ・あ・ぽこ、山本さとし、大沢和代、増田康記。
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