12月3日東京新聞の社説に、ドイツでは、6ヶ月間の平均労働時間を1日8時間以下にしなければ、上司に罰金が科せられるとあります。それでも、一人1時間当たりの国内総生産は日本の1.5倍だそうです。
お店などの営業は、土曜は午後2時までが原則、日曜夜間営業禁止とのこと。
法定有給休暇は最低24日、ほとんどの企業は30日で100%消化が常識だとのこと、
私が注目したのは、「余暇が多いドイツ人は、買い物もせず、夜間や休日をどう過ごしているのでしょうか。家族や友人との食事、カップルでのオペラ鑑賞ーそう言った光景をよく見かけました。」と紹介されています。
労働時間の短縮が、生の芸術鑑賞の機会を増やし、一方、よく働く労働者をも生み出してるのです。
私が勝浦歌劇団に参加させて頂き、オペラ・クラッシック・シャンソンなどの芸術に携わるすばらしい方々が、不安定な生活の中でも、オペラなどの魅力を広げようとされている事を知ることができました。
日本も労働時間の短縮によって、こうした芸術に触れる機会を増やすことが日本という国の魅力を深めることにもなると思うのですが。
さらに言わせてもらえれば、日本の未来社会(社会主義・共産主義社会)の特徴は、労働時間の短縮による、人間が自由に利用できる時間を増大することです。このことが、人間のスポーツ・芸術・文化・科学などを享受し発展できる条件となるということが、ドイツの社会のこの社説を読んで、考えさせれました。
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