定例議会が終わり、家に帰ると地震と津波情報があり、すぐに役場に駆けつけました。情報を集めている脇で、テレビで津波が押し寄せる、中継がありみんな「ああこれは信じられない!!という光景が」
家の脇を流れる瑞沢川が逆流し、大きな魚がはねて上流に流されて行っていました。
恐ろしい光景でした。役場に行くと、私の寺崎区と川島区の下流の地域に避難が出され、さっそく周りの方にお知らせしたのですが、防災無線を聞いていらっしゃらない方もおられました。
中学校に避難された方が200名程度、その後寒くなり、畳がある改善センターと公民館に移動、緊急おにぎりやお茶の配布があり、暖かい部屋で待機しました。
何度か、地域と役場を移動して、私の知り得た情報を伝えました。
携帯電話が使えなく、下流の一宮川の状況がはっきりしません。
避難してきた、お隣の方が「市原さん、自宅に戻ってはだめ、川が音を立てて、三角波になって津波が押し寄せている」と教えてくれました。
役場の水位計は何度もあがったり下がったりしていました。
それは、恐ろしかったです。
テレビでは、ますます被害が広がっています。亡くなられた方にお悔やみを申し上げると共に、被災者救援がすすむようにと。
写真は水かさが増してきていた瑞沢川、その後夜になり、激しい津波が川を逆流してきたようです。
それにしても、散々「安全」と言い続けた政府と営利企業のT電力の嘘が露見しつつある某国では、「未曾有の事態」「想定外」を演出するために数字を7.2から8.0まで随時かさ上げし、つじつまを合わせるようにして、情報の信頼性を失なわせる努力を続けていますが、今度は「計画停電」なる悪質なデマを流し、国民生活を混乱させようとしています(某国の話ですよ)。
E長官やT電力などは、国民に準備させ「やっぱりやらない」と混乱させることを楽しみにしているのでしょう。ま、もともと政府発表情報を信頼すること自体が間違いなのです。政府自身が「デマに惑わされず正しい情報に基づいて行動して下さい」と言うのですから、何が正しいのか判断しかねる国民としては、自分が「正しい」と思った情報に基づいて行動するしかありません。
考えてみれば、危険で怪しげな発電所などなくてもいいのです。その昔、火力発電所を大都市近郊に建設したときは政府と電力会社は「消費地に近い」ことが必要と強調しました。それをつきつめれば、国の中枢の近くには大きな空地がありますよね。掘に囲まれた。「安全」に問題はないのですからね、あそこに作ればよいのです。
でも、やはり本当は危険ですからできるだけ遠くへ。
そうした嘘に練り固められたシステムが破綻。ネパールに次いで2度目の「計画停電」を経験できるのかどうか。
ちなみに市民の生活物質不足は著しく、計画停電で公共輸送手段が止まるため早朝から道路は大渋滞。スーパー、コンビニは空っぽです。不安感を煽られた皆さん、買いだめに走ってます。タンス預金を吐き出させる経済効果だけはあるみたいで、経×連辺りの高笑いが聞こえるような気がします。価格は上げ放題ですから、デフレも克服しインフレへ一直線です。
わが国が、こうあっては欲しくないですね。
原子力発電の最も危惧していた事態が起こってしまいました。
なにか現実ではないような、恐ろしさです。