日本AALA創立55周年・バンドン会議55周年記念講演会で、不破哲三日本共産党社会科学研究所所長は、「世界の中で21世紀を考える」として、講演を行い。「赤旗」に要旨が掲載されました。
すでに、2004年日本共産党第23回党大会で、世界史的な発展方向について、①発達した資本主義国、②社会主義をめざす国、③アジア・中東・アフリカ・ラテンアメリカ、④旧ソ連・東欧圏と4つのグループ分けをしていました。
今回は、その中の、①②③を取り上げています。
この時点から、さらに発達した資本主義国の世界史的役割の総体的な低下のみならず、不破氏は「この体制のままで、地球の危機を乗り切れる経済体制をつくれるか、その根本が問われている」と現時点での絶対的な存在意義のにも疑問を投げかけています。
また、AALA諸国が「社会主義をもんだにする新しい動き」について語っていますが、2009年4月中国共産党との理論会談「激動の世界はどこに向かうのか」新日本出版では、ラテンアメリカの左翼政権・左派政権の「主力をなしているのが、科学的社会主義・マルクス主義の立場に立たない勢力」という現実をふまえて「共産党がいないところでも新しい革命が生まれうるし、科学的社会主義の知識がなくても・・・・・新しい社会の探究にのりだしうる」と述べています。(157ページ)。
そして、中国など社会主義をめざす国に対し「経済の面でも、政治の面でも、国際道議の面でも、人類の未来社会の探究者にふさわしい優位性を発揮すること」と指摘しています。
日本共産党の尖閣諸島もんだいでの、理性的、冷静で確固とした姿勢の根本をなす、綱領的な立場がここにあるのではないでしょうか。
中国の人類史への歴史的・世界史的な責任が問われています。
すでに、2004年日本共産党第23回党大会で、世界史的な発展方向について、①発達した資本主義国、②社会主義をめざす国、③アジア・中東・アフリカ・ラテンアメリカ、④旧ソ連・東欧圏と4つのグループ分けをしていました。
今回は、その中の、①②③を取り上げています。
この時点から、さらに発達した資本主義国の世界史的役割の総体的な低下のみならず、不破氏は「この体制のままで、地球の危機を乗り切れる経済体制をつくれるか、その根本が問われている」と現時点での絶対的な存在意義のにも疑問を投げかけています。
また、AALA諸国が「社会主義をもんだにする新しい動き」について語っていますが、2009年4月中国共産党との理論会談「激動の世界はどこに向かうのか」新日本出版では、ラテンアメリカの左翼政権・左派政権の「主力をなしているのが、科学的社会主義・マルクス主義の立場に立たない勢力」という現実をふまえて「共産党がいないところでも新しい革命が生まれうるし、科学的社会主義の知識がなくても・・・・・新しい社会の探究にのりだしうる」と述べています。(157ページ)。
そして、中国など社会主義をめざす国に対し「経済の面でも、政治の面でも、国際道議の面でも、人類の未来社会の探究者にふさわしい優位性を発揮すること」と指摘しています。
日本共産党の尖閣諸島もんだいでの、理性的、冷静で確固とした姿勢の根本をなす、綱領的な立場がここにあるのではないでしょうか。
中国の人類史への歴史的・世界史的な責任が問われています。
ただ一読した限りですが、そもそもAALAは何なのか、バンドン会議はどのようなものなのか説明が欲しいです。さもなくば、赤旗等で内容がよくわかっている者しか読めないコメントになってはいないでしょうか。このブログの読者は基礎知識のある「お仲間」が対象ということであれば別ですが、このブログから出発する読者もいるのではありませんか?
内容に対する疑問を一つ。資本主義国の役割の総体的低下も、このままで危機を乗り越えられるかという疑問の提起もよくわかります。
ですが、そもそも現在の中国は「社会主義国」なんでしょうか? 基本的な質問ですが、市原さんの定義をお伺いできたら幸いです。