ピケティー分析が勉強になりました。
私の大事な本となった、友寄英隆著「アベノミクスと日本資本主義」の次に、「かもがわ出版」から直接取り寄せた本が同氏の「アベノミクスの終焉、ピケティの反乱、マルクスの逆襲」です。
「戦争法案」に対する志位和夫委員長の国会質問と法律学者の圧倒的違憲論の広がりと答弁不能状態、若者はじめ反対運動が広がりつつあります。
友寄氏は、その背景にある安倍政権の軍事経済政策を全面的に解明したたかいの方向をしめしています。
同時に、ブームのピケティの論について、その積極面と根本的な弱点も鋭く分析しています。
「冨と貧困の格差の拡大という実態を実証的に分析して、わかりやすく描き出してくれたこと」(本書)に意味があったと思います。
また、それは、マルクス主義の一部分を彼流に証明したにすぎないのであり、改めて、科学的社会主義理論と日本共産党の政策に確信を持つことになったというのが、ピケティー理論ということになるでしょう。