足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No..1104 ~ 拾ったカツラ の 落ち葉から ~

2012年12月04日 | 植物

12月裸木のカツラ

枯葉のじゅうたん

11月きれいに色づいた

散り始めた頃 いい匂いが漂う

葉の表と裏では 匂いの強さが違う 何故だろう?

葉の表を ルーペで見る 膨れたぶつぶつが見える

もう少し拡大 焼餅の表面の膨らみに似て見えた

葉の裏をルーペで見る 小さい穴のようなものが見える

もう少しルーペで拡大 気体?が出たような? 野外で見るのはこの程度

観 察 月 日  2012.12.3.曇 7℃ (記す)

観 察 場 所  山北町 玄倉 

 黄褐色に色付いたカツラの木も、今はすっかり裸木となり、根元

には色褪せた枯葉が敷き詰められている。

 紅葉した葉が散り始めた頃、地面にハート形の葉が模様を描くと、

辺りに香ばしい匂いが漂うのである。“何の匂いを連想するか“多く

の人に聞くと、「醤油せんべい、カルメ焼き、鉄砲玉(あめ)、砂糖を

焦がした匂い・・・・・」と様々な答えが出て来る。それは、人により匂

いの感じ方の違いや、人による生活経験の違いが働くからである。

 11月のある日、M・O・Rさんの3人がカツラの葉を拾い、香りを楽

しんでいた。 

 「葉の表と裏では匂いの強さが違うわ」「葉の裏の方が強いわ」彼

女らが葉の表と裏を代わる代わる確かめていたのである。その様な

考えが全く頭になかった私は、急いで試してみると確かにそう感じた

のである。

 さて、何故なのであろうか。頭に浮かんだのは“葉の裏には、光合成、

呼吸、蒸散などのガス交換による空気や水蒸気の通路である気孔が

ある。紅葉時に余剰の養分から色素を合成する折匂い物質が発生した

とすれば、葉の表より裏の方が匂いが強いのかもしれない。”であるが、

あくまでも仮定である。

 野外での頼りはいつもルーペだ。葉の表と裏で違いがあるかルーペで

覗いて見た。

 

 

 

 

 


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