12月裸木のカツラ
枯葉のじゅうたん
11月きれいに色づいた
散り始めた頃 いい匂いが漂う
葉の表と裏では 匂いの強さが違う 何故だろう?
葉の表を ルーペで見る 膨れたぶつぶつが見える
もう少し拡大 焼餅の表面の膨らみに似て見えた
葉の裏をルーペで見る 小さい穴のようなものが見える
もう少しルーペで拡大 気体?が出たような? 野外で見るのはこの程度
観 察 月 日 2012.12.3.曇 7℃ (記す)
観 察 場 所 山北町 玄倉
黄褐色に色付いたカツラの木も、今はすっかり裸木となり、根元
には色褪せた枯葉が敷き詰められている。
紅葉した葉が散り始めた頃、地面にハート形の葉が模様を描くと、
辺りに香ばしい匂いが漂うのである。“何の匂いを連想するか“多く
の人に聞くと、「醤油せんべい、カルメ焼き、鉄砲玉(あめ)、砂糖を
焦がした匂い・・・・・」と様々な答えが出て来る。それは、人により匂
いの感じ方の違いや、人による生活経験の違いが働くからである。
11月のある日、M・O・Rさんの3人がカツラの葉を拾い、香りを楽
しんでいた。
「葉の表と裏では匂いの強さが違うわ」「葉の裏の方が強いわ」彼
女らが葉の表と裏を代わる代わる確かめていたのである。その様な
考えが全く頭になかった私は、急いで試してみると確かにそう感じた
のである。
さて、何故なのであろうか。頭に浮かんだのは“葉の裏には、光合成、
呼吸、蒸散などのガス交換による空気や水蒸気の通路である気孔が
ある。紅葉時に余剰の養分から色素を合成する折匂い物質が発生した
とすれば、葉の表より裏の方が匂いが強いのかもしれない。”であるが、
あくまでも仮定である。
野外での頼りはいつもルーペだ。葉の表と裏で違いがあるかルーペで
覗いて見た。
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