足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1105 ~ イクビゴケはヒナノハイゴケであった ~

2012年12月05日 | 植物

イチョウの樹幹にコケとノキシノブがびっしり付いていた

上皮は割れ目が多い

小さな粒状のがびっしり付いている

ヒナノハイゴケだ

幼いヨコズナサシガメが歩いていた 大きさを比較するとの小ささが解る

は皮をがぶっている

上皮がとれ 蓋が取れるのが楽しみだ

観 察 月 日  2012.12.5 10℃

観 察 場 所  厚木市 七沢

 「ヒナノハイゴケです。イクビゴケは山地にあり、樹間着生はほとん

どないようです」

 4日朝、Yさんからの親切な指摘のファックスが入っていた。

 コケの生える場所は、土壌に、岩石に、樹幹にと三つに大別でき、

好みは種類によって限定されると言われている。

 イクビゴケに付いては、過去に出会っていて、和名の解りやすさ、

外形の特徴が頭に印象付けられていたため、コケを見る時のスタ

ートラインを忘れたのが間違いであった。

 と言っても、私の本棚にある蘚苔類図鑑、コケに関する本を何冊か

当たったが、図や写真のの形が似ていて、イクビゴケ、タチヒダゴ

ケ、クマノゴケ、ヒナノハイゴケ等、区別し難く、以外の部分を調べ

るには、野外に於けるルーペの世界ではなく、顕微鏡の世界である

事を今回感じた。

 ヒナノハイゴケは、樹皮に割れ目のある木を好むと記載があったの

で、イチョウの幹を見たら大きな群落があった。の上皮が剝げ、ふ

たが取れると前号に掲載した赤褐色に変わると言うので、継続観察し

ようと考えている。

 又、本物のイクビゴケにも、“そのうちに”出会う機会があると思うの

で、その時には、載せたいと思っています。

 

 


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