梅雨明けを待つように咲くネムノキ
クサギは花の準備中 ナミテントウが一匹
ナミテントウがいると言う事はアブラムシが・・・
ナミテントウがアブラムシを食べる
大顎を開いて威嚇する
ナミテントウは堪らず逃走 尚もアリは追う その早いこと カメラは追いつけず
観 察 月 日 2012.7.29.晴 32℃
観 察 場 所 清川村 宮が瀬
ネムノキの花が終わる頃には、クサギが花を開きそれを引き継ぐ、
虫にとっては大切なエネルギー源だ。
ふと林道の脇を見たら、クサギが枝の先端にひとまとめにして蕾の
支度をしていた。蕾を包む蕚片は黄土色で、そこに深紅に光るジュエ
リーが私を呼び止めた。
近づいて見ると、深紅の地に黒い点模様をあしらったナミテントウで
あった。ナミテントウがいるという事は、そこにアブラムシがいると言う
事だ。
蕾の塊の間を覗くと、クサギアブラムシがコロニーを作っていた。ナミ
テントウも覗き込むようにしてアブラムシを一匹づつ食べていた。その
時突然蕾の間からアリが飛び出してきた。クロクサアリだ。クサギアブ
ラムシにはいつもアリが伴うので当然の事だろう。アリは長い触角で
ナミテントウの体を叩くが動こうとしない。
ここはアリにとってはアブラムシから甘露を貰う大事な牧場なのだ
。ありは一端離れたが再び来ると大顎を開いて威嚇した。ナミテントウは
堪らず蕾を離れ枝を降りだした。アリは尚も追い駆ける。
クサギ・クサギアブラムシ・クロクサアリ・ナミテントウの間には、如何な
る経済的な成り立ちがあるのだろうか。
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