観察月日 2021.6.30. 雨 25℃
観察場所 YOKOHAMA
6月1日二人の女性が庭を訪ねて来た。いつも野山を歩い
ては、「花だ、虫だ」と楽しんでいる仲間だ。コロナ感染症が
始まって以来、私も殆ど外へ行かないし、人も訪ねて来ない。
今日は、庭の一隅を占めるホタルブクロの群落を見たり、オ
カトラノオの曲がった花尾を掴んで見たり、カメバヒキオコシ
の亀の子の尾に似る葉形を楽しんだり、暫く振りの心解放の
時間となった。
当地に住んで今年で60年が過ぎた。約100戸の宅地造成地
に建つ団地、駅までの道は砂利道で大変であった。が、周囲は
芋畑、麦畑、色付く頃はクビキリギスの「ジーーー」と鳴く声が聞
えた。近くの林の草原からは、スズムシやマツムシの涼しい声が
した。又、川の周囲の田んぼには、トウキョウダルマガエルが鳴
き鳴き泳ぎ、ヘイケボタルが光って飛び、採っては蚊帳に放して
楽しんだ。
今では、探してもその面影はなく、当時の事は、「夢を見ていた
のか」とさえ思ってしまう。
この1年、コロナの為家に居る事が殆どで、その為天気ならば
庭での土作業をしながら“ふと”思う事があった。
狭い庭の中に、この団地が誕生した当時の野と畑の感じが、
里山の感じを描けないものかと、季節を追い駆けている。
私の部屋から見た庭。
ハンゲショウの咲く片隅。
庭の半分は野草園、半分は菜園に。
オカトラノオ、ミソハギ、ヤブカンゾウ・・・ もう!夏の花が揃う。
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