足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1102 ~ モミジバフウ の 葉柄は個性的 ~

2012年11月28日 | 植物

モミジバフウも赤く紅葉

木の下は落ち葉のじゅうたん

モミジバフウの葉を選んで

どんなゲームしているところ?

近寄ってみましょう

こちらは 大人

落ちている葉を見ると 葉柄の長さがそれぞれ違う

そのわけは 

観 察 月 日  2012.11.18.晴 15℃

観 察 場 所  厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)

 センターのモミジバフウの葉が赤く色付き、落葉し始めた。北米

、中南米原産の樹木で、我が国には大正時代に入り、並木に植

栽されているので各所で見受けられる。 

 当所のモミジバフウも高木で、根元にはおびただしい程、葉で

地面は埋まっている。今日のミニ観察会には、大人の中に子供

が4人いるので、モミジバフウの木の下で落葉を使ってのゲー

ムをやってみた。

 並木の地面に落ちているモミジバフウの葉の中から一番葉柄

の長いと思われる葉を見付け、5分たったところで全員がそろい、

一斉に示して葉柄の長さを比べ合うと言うゲームだ。結果は約

20㎝を選んだ4年生が優勝となった。

 今度は、葉柄の一番短い葉を探すゲームだ。約3㎝を探した子

供が優勝した。と言う訳で大人も子供も即席のネイチャーゲーム

のひと時を楽しんだが、その時、“何故 それぞれの葉の葉柄の

長さが違うのか”と言う疑問が生まれた。実は、この疑問が生まれ

る事がゲームの狙いだったのである。

 この疑問を解決するため、まだ葉の付いているモミジバフウの枝

先を観察したのである。・・・・・

 植物が陸上に現われたのは約4億年程前だ。画一的な人間を

育てる教育を好むどこかの国?の人よりも、気が遠くなるほどの歴

史を繰り返してきた植物は個性を選んだのかもしれない。


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