足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1107 ~ 今年も タゲリが渡って来た ~

2012年12月18日 | 野鳥

冬枯れの寒々とした田んぼ タゲリの姿はない

タゲリが11羽餌を啄ばんでいた

タゲリ 光によって色は変化する

正面から見ると

後ろ姿も

土を足で叩いて餌さがし

べつに 三角関係ではないのだ

離れた1羽に ゆっくりと近づく Xさん

大山山頂を背景に 1羽で飛ぶ

残りの10羽は群れで 電線を避けながら旋回

はばたき 飛ぶタゲリ

観 察 月 日  2012.12.14.晴 12℃

観 察 場 所  伊勢原市

 晴れてはいるが、薄く巻層雲が掛かり、西へ向かうジェット旅客

機が飛ぶと飛行機雲が尾を引く。広い田んぼは刈り取った後に出

た穂も黄色く枯れ、見るからに寒々としている。タゲリがいたと言う

場所を双眼鏡で探すが、ヒバリ、タヒバリが視野に入ったが目的の

タゲリの姿はない。自動車が通る舗装道路を横切り、次の観察地

へ移動する。

 「タゲリが何羽もいますよ」突然今日の案内役のRさんの声に足を

止めて見ると、黒々とした田の土をつつきながら餌を採っているタゲ

リの群れがいた。数えてみると、11羽になる。

 田の土が黒いのは、今朝早く耕運機で土返しをしたからだ。農道に

水気のある土がわだちとなって落ちていたので、タゲリの予感がした

のだ。        

 タゲリは少し歩いては足で土を叩く動作をしては、掘り出された昆

虫やミミズ等を捕食している。

 警戒心の強い鳥なので、遠くからスコープで観察する。ハト程の大

きさで頭には長い冠毛があり、羽は光の具合で変化して見える。

 何故か一羽が群から離れ、農道へ出て来た。カメラを下げたXさん

が離れたタゲリにゆっくりと向かい、6~7m程に近付いたがタゲリは

落ち着いていた。

 やがて一斉に飛び立ち、離れの一羽は大山を背景に西へ向かい、

後の10羽は群れのまま、田んぼに張られている電線を避けながら旋

回し、東方向へと飛び去った。

 

 

 

 


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