藪の中にいると姿は溶け込む
拡大して見ると
草丈の低い芝地でも
拡大すると
藪から出ると 浮き出して見える
藪から飛び立つ
尾羽を振って モズみたいだ
一寸囀りの練習
では、次の場所へ。 曲芸飛行も得意です。
観 察 月 日 2013.3.7.晴 18℃
観 察 場 所 南足柄市 狩川
“ホオジロ”と聞くと、「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥
やせ」幼い頃に聞いた本多重次が陣中より妻に送った手紙が、反
射的に頭に浮かぶ。
それは、ホオジロが繁殖期に入ると、木の梢で囀る。それを「一筆
啓上仕り候」と当てはめる聞きなしの面白さを、知った時以来なの
である。
いまは繁殖期前なので、数羽の小群を作りチチッ・チチチッと2~3
声ずつ続ける地鳴きが藪の中から聞こえて来る。
耳を澄ましても、鳴いている方向が中々掴み難い。藪から飛び立つ
と解るのだが、再び降りてしまうと、鳥の姿が見えなくなる。
枯れ草の複雑な色合いと、入りかうすじ状の模様が、ホオジロの
体色のそれと融け合って姿を消してしまうのだ。
草丈の低い芝地に降り、中を歩いている時は見付けやすいが、一旦
止まると姿が消えてしまう。
“見えるとか見え難いとか”言うのは人間のわがまま勝手な考えで、
捕食者であるタカの類等から命を守るため身につけた彼等の戦術
なのである。
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