足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.969   ~ ハチに擬態した ハチモドキバエの一種 ~

2011年06月24日 | 昆虫

私たちの目には、キイロスズメバチ に見えた

こいつに、睨まれたら大変とあとすざり・・・。一寸大げさかな。

だが、黄色と黒の色彩は、本能的に危険信号。

飛び立って気がついた。ハチに擬態した・・・・・・・・・・だった。

日  2011 619 曇 22

所  厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)

 

「アッ! キイロスズメバチだ!」

薄暗い事もあって、誰しもがそう思った。

 

 黒地に黄色の線模様、これは人間にとって目立つ色だ。

だから、鉄道の踏切、道路等の危険表示に使われている

色彩だ。

 よく目立つと言うことは、容易に認識できる、覚えら

れると言う事だ。

だから子供達でも認識しているし、素手でつかんだら刺

されて、痛い目に遭わされる事位知っている。

 色彩だけではない。体形もそうだ。まるい頭、確りし

た胸、くびれた腰?、そして、細長いふっくらとした腹、

これも、ハチを認識させるために築き上げた立派な構造だ。

 

「これは、ハチではないぞ」

思わず皆の口から言葉が漏れた。

 それは、次の、次の瞬間彼女が飛び立ったのだ。ハチ

と違って、羽を高速で動かし、スーと飛び視界から消え

たのだ。

 “ハチモドキバエの一種”が、ハチの威を借りた昆虫

に成り済まして見せたページェントの一幕であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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1 コメント

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Unknown (Genka)
2015-01-11 22:18:54
 こんばんは。ハチモドキバエを検索してたどり着いた者です。
 これはハチモドキバエ類(デガシラバエ科)ではなく、シロスジナガハナアブ(ハナアブ科)の♀だと思います。ご検討いただければ幸いです。
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