2007年4月19日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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先日鈴木大介さんのサロンコンサートについてだけレポートしましたが、今日はマスタークラスのレポートです。
先ずは受講者と受講曲の紹介ですが、今回はこの春に小学3年生になったばかりの金田栞奈(カンナ)ちゃんと中学1年生になったばかりの上出聖子ちゃんが受講され、一気に平均年齢を下げてくれました。そしてそのお二人の見事な演奏に他の受講生のお兄さんやおじ様達が気後れする程でした。

高須大地   リュート組曲第4番よりプレリュード(バッハ)
金田栞奈   魔笛の主題による変更曲(ソル)
上出聖子   ニ短調組曲よりジーグ(ポンセ)    
浅野善正   セビリア幻想曲(トゥリーナ)
竹口喜久   コンポステラ組曲よりプレリュード(モンポウ)
長縄広紀   南のソナチネより第1楽章(ポンセ)

音楽的なお話についてはこのブログで詳細をお伝えする事は出来ませんが、やはり曲の構成をしっかりと分析する事の重要性を改めて感じさせられましたね。主題、第2主題、それらのバリエーションや展開形などをしっかり認識する必要性です。一番分かりやすく典型的なのがソナタ形式ですよね。皆さんも学校で習いましたよね。更にフレーズとフレーズの呼応、対比、短調・長調の変化、各声部の呼応と対比、いろいろありますね。そしていろんな名演奏家のマスタークラスでは必ず出てくることですが、その曲に物語性を持たせるんですね、例え話なんですが・・・。
例えば栞奈ちゃんに魔笛の第2変奏で小さな彼女に分かり易く、こう例え話をしていたのが印象的適した。「ここは学校で友達と喧嘩して落ち込んでいて哀しい所としようか、しかし、ここでは明日になったらキット仲直り出来るさと少し気を取り戻そうとして少し明るくなる所だよ。」

技術的にはやはり弾弦の仕方、弦をプッシュする事を強調されていました。しかも指の第1間接から握るような感覚でね。これは右手の奏法では一番大切な事ですよね。上手く弾けてる人でもこれは指摘されていましたね。私も翌日の休みに久しぶりにギターを持って確認しましたら、何だか開眼したぞ!と思える所がありました。皆さんもそう思ったことがおありでしょう?ただし、大概は翌日になると開眼出来ていないんですがね。
また早いスケールも運指をパターン化する事でより間違い少なく克服出来ると言うお話もためになりましたね。パターン化する事で調が変わっても同じ運指で行けるんですね。紙面では説明が難しいですが・・・。
やはり実際に聴講して頂かないとなかなか分かり易くお伝えするのは難しいですね。また次回のマスタークラスには是非ご参加下さい。
そうそう、マスタークラスではありませんが、5月5日(土)には初級~中級者向けの公開レッスンが高岡誠さんによって行われます。是非こう言ったものにご参加いただき教室に通えない人は尚更、通っている人も大変勉強になりますので是非お勧め致します。


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