紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

秋苗育苗と栽培地の準備(続)

2020-09-12 18:59:05 | 染料栽培
[苗床の現状と栽培区画の準備」
播種1週間後(8/22)から発芽が始まって日を追うごとに増えて来る。
苗床からの発芽は苗床一杯になってきた。
そろそろ定植が急がれるが栽培地の選定に手間取り、漸く出来あがる。


都合の良い事に、二日続けて豪雨が来襲。
短時間であったが掘り上げて乾いた土も充分な水分補給となった。

苗床の現状である。


苗床の苗は、隙間がないほどに発芽して、早い苗は本葉が2〜3枚となっている。
どれ位の個数があるか知りたいが、1/6程度を数えて総計を推定するが当てにはならない。
栽培地を増やして置くより、方法は無い。


出来上がった栽培区画に押し込めるのも限度がある。
上段の畑(耕作放棄地)にマルチ栽培畝を作る事に決める。


この畑は表土は腐葉土で15cmもある。浅い耕作では収穫時に大変な労苦を要する。
表土を剥いで、20cmも掘ると石ころの層になる。
黒い腐葉土の層の下に、山土と言うのであろうか栽培に適した土がある。


この地層は厄介な事に大きな石を抱き込んでいる。
2年前にはそれとは知らず、やや高畝にして栽培した経験がある。
紫根の収穫時に、この地層の実態を知った訳である。


緩やかな傾斜地で3m程の栽培地ができた。
冬を越す苗である故マルチ栽培となる。
脇に避けた腐葉土をどの程度鋤き込むかも考える必要がある。
3mで苗が収まるかどうか、これも考えものだ。

   「ごぜんごご のらぎをかえて あせしぼる」
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