「発芽苗に双葉ならぬ三ッ葉?」
日本ムラサキの沢山の種を発芽させて、育苗中である。
発根状況を見て、ポットに発芽の兆しを確認した種を播いて行く。
双葉の広がった苗を揃えるまで、念を入れて各ポット見る事は無い。
双葉苗を揃えて、気になるポットが見つかった。
本葉が既に生育したのかと思ったが、本葉の先端は
三ッ葉の中心に覗き始めたばかりである。
歴然たる双葉の「三ッ葉」である。
或いは、三ッ葉が「双葉」である。
三方向から同様に見える。
双葉について手許の辞書には「発芽した時、最初に出る二枚の葉」とある。
次いで「比喩的に、物事の初め」「栴檀はーーーより芳し」と記されている。
もしや三方向は先々の迷路を・・・とも考えてしまう。
これは三ッ葉とは云えない。本葉の1枚がやや大きくなっただけである。
既に本葉の2枚目も伸びて来た。
1つ1つの種の発芽は4〜5日後に双葉を見て確認している。
殻の帽子が落ちて、双葉を広げるので緑を一瞥するのみである。
作業中でも流石に、この双葉の三ッ葉には篤と見入ってしまった。
「むらさきの みつばをみつけ ゆめひろげ」
「いずれさす みつばがしめす こうふこう」