「休眠期に入る紫草」
窓際に2個の鉢がある。かつてシュンランを育てていた細長い鉢である。
ここで発芽時期が大分異なる紫草を育てていた。
一つは開花し種を11粒採取した。その後季節外れに開花し受粉作業をした。
その結実は長期間を要し、漸く結実したと思われる。
3粒、合計14粒を採取することになる。
露地栽培と違って純正種、間違いなしの種である。
開花せずに葉が枯れてしまった鉢の紫草である。葉が枯れただけである。
最低気温は室内でも10℃を切る様になっては仕方がない。
試しに根元を調べてみると、2cmほど深い根元に既に来春の芽が見える。
枯れ枝を切ってしまう。種を採れば先の鉢の紫草も茎を切って休眠期間となる。
問題はこの冬の間の世話である。1週間に1度くらい水分補給はすべきであろう。
乾燥に強い植物とは云え全く放っておく訳にはいくまい。
陽当たりの良い露地に鉢毎地中に伏せて春を待つ方が楽かも知れないが・・・。
「かれたかと ぬしをまどわす むらさきや」