紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫根を掘る(水無月)

2015-10-08 21:10:52 | ムラサキの栽培

 紫根を掘る季節になった

生育の途中で茎に手を加えた株である。



掘り返してびっくりした。茎に手を加えたが、その姿はカメラには収めてない。要らぬ事をしたという形態であった。露地ではあるが、近くの野ネズミのいる畑ではなく、時たま草取りに行く畑であった。

株周りが巨大である。しかし根は紫根の鮮やかな色が、細い隣の紫根と比べても冴えない。
この株からは種を採る事ができなかった。いや、葉は繁ったが花を見なかったのである。
手を加えた事は確かなのだが、詳細は記憶していないのである。伸長する茎の先端を摘み取ったおぼろな記憶があるばかりだ。

それ故であろうか、こんもりとした姿で他と比べて殊の外草丈は低かった記憶がある。


株元を見ると3本立ちになっている。ひょっとすると2年目の株の収穫であったのだろうか。
この場所には何本か2年目の株が残してあり、そのほとんどが紫根は消えていて早くに枯れてしまっていた。
畑の整理に枯れ草と支柱をまとめて、雑草を抜き畝に鍬を入れて耕して、この株も踏みつぶしてしまう所であった。


 「しこんあり すがたをけして なぞのこり」
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紫草(日本ムラサキ)10月の発芽

2015-10-08 19:40:45 | ムラサキの栽培

 

発芽方法の変更

種播きに依る発芽方法を変更する事にした。

種に依って発芽の時期がズレが大きい事が変更理由である。スペースの問題も解消される。

10月発芽のために播いた種も用土の中から回収する。

もう1日待てば発芽を見れた種も見つかるが、何時発芽するかわからない種も隣に3粒見つける。

 

ここにも、発芽の始まった種があった。最初の発芽が出てから1週間になる。

ポツリポツリの発芽を待つのも楽しいが、苗のためにはポットでの養育が必要と考える様になって来た。

いずれ、大きくなり、移植をして栽培しなくてはならない。

移植時にポットの用土と根が一体である方が根を痛めず、移植後の生育も停滞する事も無くスムースに行く。

初めからポットに播けばと思うが、何時芽が出るかわからないポットを置いておくスペースがない。

これは、回収した種の翌日のパック内の発根の様子である。この発根種をポットに播く事にした。

まず発芽は間違いない。2日後には発芽を確認する。今後、紫草の種はパック発根法へ切り替える事にした。

残された種は乾燥と湿気の繰り返しの中で、ポツリポツリと発芽していく。

 

 

  「まるみえで  おくれてならじと  ねをみせる」

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