紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

神無月10月の紫草

2015-10-02 19:37:06 | 紫草の栽培

 

 神無月の紫草の発芽

8月の末に、早くも2015年産の種が採れたので早速に発芽実験に挑戦!

10月初めの発芽を予定しての実験スタートであった。種の冷温発芽処理は3週間。

種播きは9/23。10/2朝には発芽を確認する。4粒である。

典型的な発芽スタイルである。固い殻を帽子にして双葉の緑が気持ちを和ませてくれる。新種も発芽試験をクリアーする。

パック内では、発根がポツポツと引き続いている。これが地中での現実だとすると、発芽を諦めずに待つ事ができるだろうか。

発根した種は早めに育苗ポットに移植する。2日もすれば発芽となる。

 

畑のムラサキが異常である。元気な葉が内側に反っている事に気付く。

野ネズミの被害であろう。根元を掘って見ると心配した通り株の真下に大きなネズミ穴を確認、紫根もかなり食べられたのであろう。

ネズミ穴を埋め戻したがついに種を見ることも無く全体が萎れてしまった。

藍の花が咲き出し、紫草の花が終わる交差の季節だ。

紫草の花、終花。間もなく霜がくる。

 

「はなさけど おどらぬむねに ねずみあな」

コメント
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