先日、家の近所にある西郊百聯というショッピングセンターで昼食後、息子を連れて散歩をしていたら、巨大な住宅が現れてきました。大金持ちが住んでいるだろう大きな住宅は前にも見た事があるのですけど、その場所とは異なります。
高い塀に囲まれており、中ははっきりとは見えないのですが、小さなマンション並みの大きさの建物が何棟か建っており、 噴水のあるゲートを見ると「檀宮」とかかれています。名前からして高級そうですが、1戸1戸は日本の首相官邸よりでかいのじゃないだろうか?
帰宅してググッテ見ると、何でも2004年の「中国10大超高級住宅ランキング」
で2位になった高級住宅で、当時1棟1000万米ドル 、総敷地面積4万7384平方メートル、建設費
は10億人民元を超える。ヨーロッパ調の別荘内部には、室内プール、プライ
ベートシアター、国際的デザイナーが設計した家具や高級輸入家電品があり、さら
に、暗室やハイテク通信設備のあるところもある。 超デラックスな住宅は計18棟あり、上海華麗家族不動産が開発。上海や広東で仕事をしている香港人が購入下らしいとの事。で、外から見たら
当然外国人ばかりではないかと思うであろうが、上海の商人も買い主の一人になる
可能性があると語っている。中を見るのでさえ、必ず先に1000万人民元の返金可能なデポジットを
積まなくてはならず、その後で買いたい別荘を選び、デベロッパーと別荘の内装に
ついて相談する必要があったそうです。
18戸の内少なくとも2戸は現在中古が販売されていますが、価格は1700万元。20億円ということになります。建物の平米あたり10万元。管理費も平米当たり10元=1000m2あるので15,000元(20万円か)。できた時に比べると2倍以上にはなっていますね。
でかいですよね。でもこの物件は、買主は住んでいなかったようで、内装は全く無い状態だそうです。
この内装の無い住宅の庭だと言うんですが、共有なのかどうかは分りません。
こんな形で区画割がされているようです。
こっちは売りに出ている物の、誰かが住んでいた方です。
リビングですかね。。
寝室とお風呂。。。。
まるで宮殿みたいです。日本の首相官邸ってこれらの建物と同じくらいの大きさはありますかね?
調べても、誰が住んでいるのかはっきりしませんでした。香港の財閥がずんでいるというネットの記事もあり、一方では妻の両親によると北京の中南海(共産党の幹部ですね)が別荘として使っている、との話でした。
さすがに中国でも之だけの高級住宅に居住する人は、超富裕層の住む住宅と言う事になるのでしょう。妻も、この家は目標にするにも余りにも遠すぎる。。。と言う意見でした。。
でも20億円か。一部上場のオーナー企業の社長や家族って、東京でも芦屋でもその程度の所に住む人はごろごろいますよね。そういう意味で、中国の富裕層は支出面では日本よりは遥かに少ないんだと言う事もいえますよね。
上海には、1億円程度のマンションはごろごろしており、従兄弟が今度買うんですけど、「この不動産の高い時に馬鹿じゃないのか?」と実は僕ら家族では話しています。でも、この 「檀宮」みたいに10億円以上する別荘(こっちでは戸建住宅をこう言います)を買うなら、結構お買い得かもしれないと思いました。
確かに中国は不動産バブルでしょう。でも、上海の将来が東京程度の位置づけになる事は、あまり疑いは無いと思うんですね。あくまでも中国の政治が安定していればの仮定条件つきですけど。中途半端な投資は損をすると思うんですが、日本の資金力なら大きな金額を動かすと、面白いかもしれませんね。