赤字続きの国策企業JALの、とりあえずの整理の路がついたのですが、前途は厳しそうですね。
個人的にはマイルが気になっています。会社更生法の適用だとどうなるのでしょうか?JAL騒ぎがの決着がついていない頃の起きていた頃の掲示板では、マイルは保護されるだろうと言う意見が多かったのですが、10分の1になるとかという噂もあるようで。。カードがJALカードだった物で、結構たまっているんですよね。今週に家族で帰国する時に使おうと思っていたんですけど、失敗しちゃいました。
まぁ、JALみたいな経営をしているところが倒産するのは自然の流れだと思うのですが、幾つかの記事の中で非常に気になったのが以下の言葉です。
日経ビジネス 「JAL再生、猶予は残り3年」2010年1月13日より
JALのお荷物は国際線であり、国内線には収益力が残されていると分析されることが多いが、皮肉なことに、海外勢から見れば、GDP(国内総生産)成長が頭打ちとなり、人口減少社会が到来した日本の国内線には買収価値がないというのが実態だ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100112/212109/?P=3
まぁ、納得してしまう言葉ですよね。日本の市場の将来性に希望が見えないから、国際ブランドを含む欧米の外資系は日本から撤退したり、投資を手控えている。その分を中国とか、多分他の新興国市場に回している。
金融関係の人たちはどう見ていらっしゃるんでしょうね。VC投資の着眼点の一つには、経営者の能力を最重視するにしろ、技術より市場の可能性を大きくみます。日本国内市場のみをターゲットにした事業は、お金が集まりにくくなるのでしょうかね。でも海外市場まで含めたビジネスモデルだと、製造がらみ以外は実はかなり厳しい(国際競争力の有る技術開発ができる分野は限定されており、まずITやメディカル系という最も人気の有る分野に、日本の競争力は無い)。サービスモデルは如何に海外諸国へのローカライズをできるかが課題になるが、これもまた日本人の不得意とする分野(日本国内市場の特殊性から)。
はは。。。一時のITバブルの時ならともかく、こうやって考えると投資したくなる会社って、本当に少ないんじゃないかな。日本国内市場ニッチマーケットを狙ったビジネスはまだまだ沢山あるんでしょうけど。。
ところで、未だに日本の不動産や企業への投資を中国側に求める声が沢山あり、私のところにでさえ、ちょこちょこ来ます。ご本業の方には山ほど案件が振ってきているでしょう。
勘弁してください。時間の無駄なんです。例外もあるかもしれませんけど。