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社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

ソムタムタイをつくる

2012-05-29 11:12:08 | イギリス生活事件簿
この間、タイ人の子に作ってもらったソムタムタイというサラダがめちゃくちゃ美味しかった。

そこでレシピを真剣に聞き、覚えて帰った。

今日は八百屋さんが大学に来ていたので、早速材料をいくつか購入して作ることに。



ソムタムタイは本当は青パパイヤを使う。

しかし、教えてくれた子は青パパイヤはイギリスでは高くて手が出せないので使わないのだと言っていた。

彼女がその時使っていた野菜は、ニンジン、キュウリ、トマトなどなどだったのだが、とにかく色々な野菜で試してみればいい、と言っていた。

そこで僕は、ニンジン、キュウリ、トマトだけに絞って作ることにした。



ラテンの子たちは、イギリスのトマトに閉口している。

トマトの本場から来ている子たちの運命(さだめ)だ。

僕の故郷北海道も、トマトは美味しい。

ラテンの子たちが言うとおり、イギリスのスーパーで売っているトマトは全く味がない。

それでも夏になれば、しっかりとした重さのある、赤みを帯びた露地ものが八百屋に出回る。

僕はそういう季節には、出来るだけトマトを使うようにしている。

サラダにしても、パスタにしても、スープにしても、ピザにしても、アジアのエスニック料理にしても良し。

トマトに加えてキュウリも季節。

ニンジンは前回食べた結果、絶対入れた方が良いと結論。そもそも僕はニンジンが好きだ。

これらの野菜を薄くスライスしておく。



重要なのが、ドレッシングだ。

三温糖(ブラウンシュガー)、ナンプラー、ライムの絞り汁。これらを同量入れる。そこに潰した生のニンニク、トウガラシを加える。

砂糖は絶対にブラウンじゃなければ駄目。コクも香りも全然違う。

ナンプラーは苦手な人も勇気を持って入れよう。醤油じゃだめ!

ライムの代わりにレモンを使うのは、セカンド・ベスト。本当に良いのはライム。

ライムはレモンよりも酸味が鋭い。それ以上に、香りがすさまじい。

タイ料理をイギリスで何度も食べてきて思うのは、基本的にものすごく香りを大事にしているということだ。

その香りも単純ではなく、幾つかのものが混ざって出てくる独特ものなのだ。

それと、ドレッシングで重要なのが、ニンニク!

作ってみて分かったのは、生のニンニクが入っているのと無いのでは、雲泥の差であるということ。

あの独特の香りには、生のニンニクをしっかりと潰し、それをドレッシングに前もって入れておくことが肝要である。

さらに辛さも非常に重要。

タイ料理の特徴は、激しい辛さ、ガツンとくる酸味、奥深い甘さ、そして独特の香りだ。



このドレッシングに加えたいのが、炒ったナッツと干し海老。

ナッツと干し海老はコクと香りをアップさせる。

ちなみに、これらは入ってなくても相当美味しい。

せめて、茹でたエビとピーナッツは入れたい。



今、僕が住んでいる地域はとても暑い。

暑い時には、暑い地域の料理を食べたい。

それがものすごく体には嬉しいのだ。

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