それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

おおげさに言うのならば、きっとそういうこと

2010-07-26 06:41:56 | イギリス生活事件簿
一か月前倒しで帰国することになったということは、一か月前倒しでこのイギリスの友達の多くとお別れをすることを意味する。

僕は修士課程ではないから、僕だけが取り残されてしまうような感覚になってしまう。

みんなが帰ったあと、僕はまた戻ってくるのだ。

そして、今住んでいる広い家には驚くべきことに誰もいなくなっているのだ。

みんな引っ越しなのだそうだ。

一体なんなんだ!留学先で家一軒にひとりって・・・。

しばらくすれば、新しいメンバーも入ってくるのだろうか。



昨晩はお別れ前、事実上最後のパーティとなるバーベキューの会。

ハヤシライスの会と同じメンツ。僕とふたりの友人。

色々面白い人に出会った一年だったけれど、最後にこのふたりと会えて良かった。

別に今生の別れじゃないょ、とは分かっていても、僕はとても寂しかったのであります。

だからといって、僕らはこの一年の思い出を語るわけでもなく(そりゃそうだ、ふたりはまだ一か月ここに残るわけだし、論文も書いてるし)、ひたすらバーベキューに専念しましたょ。

そもそもバーベキューの材料から熟考したわれわれ。

買い出しの時点でテンション上がり過ぎてるわれわれ。

もしこの材料で調理に失敗したら、どうするんだという緊張感。

当然、バーベキューは真剣そのものです。

もちろん、この一年間の成果とも言うべき僕らの手際の良さ。

僕がイギリスで磨いた最大の技能のひとつは、料理の手際ですょ。

英語じゃないんですょ。

研究的にはかなり成長したと思うんだけど、そういう話をしているんではないんですょ。



買い出し前に繰り出した、ちょっとだけ大人のショッピングの流れもあって、われわれは訳の分からない言葉「プレイ」を繰り返しながら(みうらじゅん的な)、とんでもなく長く、そしてとんでもなく短い時間を過ごしたのであります。

眠らないカラダを持て余しながら、何かが欲しいと思いながら、それが何なのか一向に分からないような、そんな時間。

あたまを全部からっぽにして、カラカラ笑っちゃう、そんな時間。

またそういう時間を過ごせたらいいな。

イージュー(E10)になっても過ごせたらいいな。

奥田民生みたいになりたいな。

でも、自分は自分のスタイルでいきたいな。

とりとめもない話。おしまい。

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