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ハンス・ドリーシュ 生気論の歴史と理論

2018-12-13 11:34:55 | 思想、哲学、宇宙論


生気論の歴史と理論



生気論の歴史と理論
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[は] ハンス・ドリーシュ


2,940円
ISBN978-4-904701-04-1 C0010





20世紀が最も憎悪した書。刊行(1914年)以来90年余、ダーウィニズムや分子生物学など主 流思想は、本書をオカルト的・全体主義的だと徹底批判して自らの正統性を誇ってきた。だが今、訳者渾身の解説論文と翻訳が、再発見の扉を開く。21世紀生命論は本書を素通りしては語れない。なお本書は、 月 日毎日新聞読書面で養老孟司先生の書評を頂き、2007年12月毎日新聞読書面今年の3冊において村上陽一郎先生に取り上げて頂きました。


刊行日:2007年1月30日
サイズ:130mm ×188mm



本の内容

『生気論の歴史と理論』
? 歴史篇
第一章 古典的生気論
第二章 批判、そして唯物論的反動
第三章 現代生気論
 ? 理論篇
A純粋論理学 B自然 C生成 D生成の形態 E個体化と単一因果性 F生気論の経験的証拠 G超個人的個体性の問題 H一元論と二元論 I形而上学的帰結  『個体性の問題』
第一講 序論?実験発生学、生気論の第一の証拠
第二講 生気論のさらなる証拠?エンテレキーと物質およびエネ ルギーとの関係
第三講 生気論の論理学?超個体的統一体の問題
第四講 一元論の問題?形而上学的帰結
解説論文 ハンス・ドリーシュの業績とその歴史上の位置 米本昌平


著者略歴

米本 昌平(よねもと しょうへい)
1946年愛知県に生まれる。
1972年京都大学理学部卒業。東海丸万証券入社。
1976年三菱化成生命科学研究所入所。
2002年4月生命倫理や科学技術政策を研究対象とするシンクタンク「科学技術文明研究所」 を設立、所長に。
現在 東京大学先端科学研究センター特任教授
専攻は科学史・科学論







[PDF]
分子生物学は生気論を撲滅させたのか





エンテレヒーの行方

https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/1655038/p001.pdf





ハンス・アードルフ・ドリーシュ (Hans Adolf Eduard Driesch, 1867年10月28日 - 1941年4月16日) はドイツの生物学者、哲学者。

ダーウィン主義者のエルンスト・ヘッケルに動物学を学ぶが、後に批判的になり、新生気論(ネオヴァイタリズム)を主張したことで知られる。1880年代に最初の動物クローニングを行う。

1867年10月28日にバート・クロイツナハで生まれた。1891年からナポリの海洋生物研究所で研究し、1895年までにウニの受精卵が細胞分裂して二細胞となった時に、細胞をばらばらにしても、残りの細胞は分裂を続け一個体になることを見出した。この実験結果から、生物の一部が欠損しても、系の内部で正常なものに調整される調和等能系の概念を提唱した。その後エンテレヒー(Entelechie:アリストテレスの「エンテレケイア」に由来する)の概念を導入し、その後生物学から哲学に転じた。1921年、ライプツィヒ大学の哲学教授となった[1]。

1941年4月16日にライプツィヒで死去した。

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