思想家ハラミッタの面白ブログ

主客合一の音楽体験をもとに世界を語ってます。

『宇宙と人間の謎』  

2020-05-18 19:35:20 | 思想、哲学、宇宙論
『宇宙と人間の謎』   


 (深野一幸)(成星出版)1998/2





<異次元からの宇宙人がいる!?>
Q.: 異次元からの宇宙人が来ているというのは本当か?
A.: 容易に信じられないが、真実のようである。宇宙は多次元構造でできており、我々の住む物質世界は三次元世界である。地球に進化した宇宙人がやって来ているが、彼らは、三次元世界からのみやってきているのではない。四次元世界にも、肉体を持った人間の宇宙人が存在し、地球にやって来ているようである。

<4次元も物質世界>
・オスカー・マゴッチが行った星は4次元の「アルゴナ」という惑星である。ただし、地球の次元と4次元は同じ空間にあるが、波動が異なるため、お互いに見えない。マゴッチのいう4次元や5次元は幽界や霊界ではない。れっきとした物質世界である。3次元から4次元への移動は、UFOに乗りUFOの波動数を上げることにより行う。波動数を上げると3次元世界が徐々に消え、4次元の物質世界から3次元の物質世界への移動は、UFOの波動数を下げることにより行う。すると、4次元世界が徐々に消え、3次元世界が現れる。









『「宇宙人と地球」の超真相!』
工学博士 深野一幸 (徳間書店) 1997/10




<オスカー・マゴッチの「深宇宙探訪記」の分析  (UFOの可視化と非可視化について)>

・「UFO可視化と非可視化」 UFOは、異次元の波動の高い材料でできているために、一般に3次元に住む我々地球人には見えない。UFOに乗っている宇宙人が、UFO自身の波動を地球次元の波動数にまで下げてくれると、3次元物質化して、一般地球人の視覚でも捉えられるようになる。さらにレーダーには映るが、目には見えない状態や目には見えてもレーダーで察知できない状態にすることもできる。4次元人間の可視化、不可視化とともに、現代の地球の科学の知識では全く理解できない情報である。また、UFOは船体の周りに自己防衛場を持っており、これをフォース・フィールドという。飛行中に隕石などにぶつかると弾き飛ばす能力がある。







『宇宙と人間の謎』 


(深野一幸)(成星出版) 1998/2





<5次元以上にも生命体は存在するか?>
・5次元以上にも生命体は存在する。以下はマゴッチの伝える情報である。




<5次元の生命体>
・4次元の宇宙人(人間)が進化して、肉体に宿ることを卒業した霊的生命体、自分の意志で肉体を持った人間になることもできる。



・宇宙の階級では、第5階級で、密度でいえば第5密度の生命体。



・コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)とも呼ばれ、6次元のガーディアン評議会の命令で、遅れた星の宇宙進化の促進などを行う。



<6次元の生命体>
・5次元の生命体が進化した霊的生命体。ガーディアン(守護神)とも呼ばれる。昔、肉体を持った人間であったが、霊的に進化して霊的な存在となった生命体で、人間世界を指導している。



・50人のガーディアンでガーディアン評議会を構成されている。



・宇宙の階級からいえば、第6階級で、密度でいえば、第6密度である。



<7次元の生命体 >
・6次元の生命体が進化した高級な霊的生命体。



・アセンディド・マスター(高級教師)とも呼ばれ、7人存在する。



・宇宙の階級からいえば、7等級という。密度で言えば、第7密度である。



<創造主(偉大な潜在界)>
・究極の次元には、金白色のとてつもなく大きな光で、全てを包含する存在がある。



・これは、宇宙を創造し、宇宙全体を統御しており、神、宇宙意識などとも呼ばれる。







『〔宇宙人と地球人〕の超真相!』 地球に危機が迫っている!


(深野一幸) (徳間書店)   1997/10

UFOに乗船できる人の資質 再掲

2020-05-18 18:34:41 | 思想、哲学、宇宙論
UFOに乗船できる人の資質
2010/06/05 16:43


「この書物をあなたが手にしたことは偶然ではありません。つまり、これは他の普通の本と違って、むしろ、宇宙人があなたに送る暗号通信なのです。」(巻頭言より)

~以下、異星人・アーガスとクエンティンの語録で御座います。

自己開発こそがこの惑星(アルゴナ)を訪れるすべての人の目標なのだ。人々は皆健康で晴れやかな顔をしているし、成功したVIPみたいに自信に溢れている。アーガスが言うには、非常に高いレベルで活動する自己実現した人なら自然なことだという。更に、少数の地球人、つまり「人類の最高級の人達」が、ここ(アルゴナ)で一般に見られる状態に近いという。それでも、そのように高度に発達した人々もここ(アルゴナ)に来て、一層の自己開発をしているのだ。

動機は必ずしもただ熱心な自己改善だけではない。むしろ、高めた自覚を通して、もっとも完成された状態に到達したいというのが動機だ。彼らの成功は奨励されている。というのは、彼らの才能は社会全体を高めることになるからだ。だから、この惑星(アルゴナ)の受け入れ施設も、自己意識と自己知識の改善、感性や修養や自己表現の向上に資するように作られている。それも、存在のあらゆるレヴェルで行われている。

彼ら(惑星アルゴナへの訪問者)の主たる関心事は、最大限の経験と喜びと成長で、それも万事についてそうなのだそうだ。ここでは労働は経済上の必要では全くなく、むしろ楽しみであり、特権であるのだ。このことは私にもはっきりと分かる。ここでは、動機となっているのは、言うまでもなく、創造への内なる衝動、優秀さへの内なる衝動で、あたかも、皆が国家の補助金を受けている職人のようだ。

すべての人にとって潤沢さのある肯定的な、前向きの循環も、すなわち、成長と賢明な生活様式という良い循環も、いったん始まりさえすれば、悪循環と同じように、簡単に続いていく可能性はあるのだ。自分の旧態依然たるいつもの行動から脱却するのに、自分の力で何が出来るかがはっきりとしてくるでしょう。

地球がこの「精神の死の灰」の大きな発生源である。「類似宇宙」の場合は、次元間には重なり合っているところや相互に入り込んでいるところがたくさんある。したがって、信じられないほどの距離で隔てられている二点であっても、「精神の死の灰」に関しては、隣り合っている状態に近いこともあり得るのだ。

精神汚染の厚い「雲」が文字通り、中東や南アフリカなどの上に見える。インドや極東の上にはたくさんの点があり、ヨーロッパと南北アメリカ大陸の数カ所にも点がいくつか見える。こうした雲や点が何を示しているかは明らかだ。これは、憎悪と恐怖、暴力、社会不安などをはっきりと示している地図なのだ。「平和を愛する」豊かな国々の人口密集地の上にある点が何かは、推測に難くない。恐怖心、貧欲、妬み、激しい競争心などが放射されているところだ。北米のある大都市をクローズアップした地図では、差別、偽善、粗雑な物質主義などの死の灰が推測できる。これらが合わさって、全般的な精神スモッグとなり、今度はそれが原因となってスモッグの量が増えたり、質がさらに悪化したりしてしまう可能性もある。地球の「精神の天気図」のスライドは、全く説明を要しない。私は心の奥深いところがつき動かされるのを感じた。

(惑星の)低いレベルでは、適者生存の原則は確かに妥当なものだ。しかし、生物がいったん十分に進化すると、チームワークと協力がなければ、文明のさらなる発展はない。そうなると、その前の段階での適者生存という考え方は、全くの障害物となり、非常に危険ですらある。

オーラ―精神の放射物の色だ。オーラの色の内側の部分は、その人の基本的「振動」、つまり、健康要因、道徳面の価値観や方向性、心的態度と動機などの特徴を示していて、オーラの外側の部分は、むしろ、表面的な感情や状態、関心事などを示している。オーラは個人の極めて内的な特質を示していて、その人がある状況でどういう態度をとるかが大体予測できる。オーラを一目見ただけで、その人の道徳的資質、内的なバランス、個性の強さ、価値観、完成度などが簡単に分かるのだ。なぜ円盤が遠くから私を選び出せたか、どうして私の心が読めたか、が分かる。

生命に対する生き物の動機付けと態度には、七つのはっきりと区別されたヴァリエーションがあります。人体の七つの「パワーセンター」(チャクラ)を指摘し、こうしたセンターが十分に機能しているならば、そこからそれぞれ独自の強力な振動が出ている。地球人の場合、このパワーセンターは、機能が極めて弱いか、あるいは全然機能していないか、のどちらかだという。こうしたセンターのパワーの強度によって、人間の全体的存在のレベルが低くなったり高くなったりする。

第一は、分別のある前向きの生き方をすること、第二に自覚意識のレベルを高めること、第三に振動率を変えること。どれから始めても、変化は残りの二つにも累積的な影響を及ぼす。

惑星地球は今、もうすぐで根本的な字宙サイクルの変化を経験するところに来ています。黄金時代の始まりです。これからやって来るサイクルの振動は猛烈に高く、精神汚染で一杯になった地球と衝突して、凄じい大改革を引き起こすでしょう。本質は浄化であっても、このサイクルが基本的な力を爆発させるのは避けられず、精神が下劣な人々や心の狭隘(きょうあい)な人々を打ち砕き、政治面での混乱と破滅的な戦争を引き起こし、大規模の天災すらも惹起(じゃっき)するでしょう。

巨大な字宙船の大艦隊―これは、大規模の壊滅状態になる恐れがありますので、それが起きてしまい他に選択の余地がなくなった場合、できるだけたくさんの人々を救出するためです。振動率の高い、新しい次元に住めることのできる生存者は、全地球人口のほんの一握りの人達でしょう。彼らは、ブースターの助けを得て地球の次元から脱出するのに十分高いレベルの人達です。初期の救出作業では、このようなレベルの高い人達は、「オーラ探知」で字宙船から簡単に見つけ出せます。

新しい次元に順応でき、その意思もある生存者連は、救出された後で、『ノヴァ・テラ』という地球に似た惑星に案内されていきます。この『ノヴァ・テラ』は既にここと地球の間の次元に準備中です。十分に進歩して、振動率の高いレベルに住めるようになるまでそこに留まります。そして、地球が浄化・正常化され、高い振動率の新しい次元になり、再定住の準備が整ったら、向上した人類が移っていくのです。彼らにとって地球が何と言っても本当の故郷であり、地球にはそれなりの進化と運命があるからです。

地球の人聞は素晴らしく多様性のある貴重な種族です。比較できないほど貴重な資質や潜在能力をたくさん持っていますし、絶対に助ける価値があります。それに、この次元の将来の運命は、地球人類の運命と密接に繋がっているのです。

この問題に関して私達(異星人)には選択権はないということです。私達を越えた強大なパワー、私達が『ガーディアン』と呼んでいるパワーが、助けてやって欲しいといっているからです。彼らは、あらゆる人類の『兄』であり、『普遍的法律』の執行者なのです。

地球の運命は、地球の人間だけが自分の力で解決すべきものです。

「エーテリアン」―彼らは、滅多に姿を現わしませんが、地球の人々に対してテレパシーによる情報伝送を活発に行っていますよ。

貴方や貴方のような人達については、自分の変容を加速しなさい、というアドバイスを差し上げましょう。変化を加速すれば、新しい黄金時代に入れます。自分の友人や、できるだけたくさんの人に、この冒険に満ちた旅で自分が学んだことを伝えなさい。伝える相手が多ければ多いほど、賢明な方向修正を大々的に行える可能性が高くなります。でも、やはり、あくまでも貴方自身の意思によらなければなりません。

ガーディアンの委員会―人類の兄達で構成されているんです。全ての次元で作られている世界に存在しているんです。名前や概念は大事ではありません。大事なのは、本質です。彼らには、次元なんでありません。複字宙のどの物質的次元を探しても、そんなところにはいないんです。彼らは、こうした複宇宙の構造『外で』、完全に非物質的なレベルの最上位に存在し、機能しているんです。彼らは霊的な存在で、部分的にすら顕在化していないのです。彼等は死んだことはありませんからね。彼らは、ずっと昔のことですが、まだ人間の肉体にある間に不老不死になったのです。肉体はもう必要としませんから、彼らの意識は『魂の本質』とも呼びうるものの中に住んでいて、物質界にとっては近づけない存在です。

『究極』のことになると、簡単な答というのはありません。宇宙について分かっているところ全体、それ自体が深遠で、測り難く、ダイナミックで、常に進化しています。『無』の深みから展開し続けているのですから。

彼らガーディアンは、なぜ私たち物質的字宙の面倒をわざわざ見るんですかね?―私達の世界が、彼らの庭みたいなものだからですよ。私たちが健康で幸福であればあるほど、彼らにとって好ましいのです。芸術家肌の庭師みたいに、技能を使って悪を防ぎ、私達を栄えさせたいのです。

本質がむき出しになっているレベルでは、嘘をつく方法もないし、嘘をつく必要もないんです。

彼ら(ガーディアン)は永遠の至福の権利を獲得していますからね。ところが彼らガーディアンは、この展開していく宇宙の中に、自分達から見れば『外に』、留まる道を選んだのです。彼らは、もはやこの世のものではない、想像もできない高みまで昇ってしまっています。

地球人―赤ん坊のときは完壁だったんです。分化していない空白の状態でした。ところが、それからは、無数の個人的な経験を通して、性格、知識、愛などの完成にむけてしか成長できないのです。そして、この成長の旅こそがまさに存在の意味なのです。生きるというプロセス自体はその所産であって、最終的な結果ではないのです。どの時点であれ、その時その時の経験は一つ一つが同じような重要性を持っており、どの瞬間でもそれぞれが他と比較できないほどユニークなのです。

なぜ急いで向上する必要があるんですか?―それは、貴方がたの現在のサイクルの時間がなくなって、根本的な変化が差し迫っているからです。貴方の惑星(地球)の有史以前の過去に、間違った出発や挫折が多すぎたんです。地球の人間は、生命の成長の真の方向をもはや無視できないところまで来ています。破壊的なパワーゲームを続けて、真の進歩を避け続けることはできません。

地球の人間は旧態依然として、さもしい物質主義と偏狭さに満ちたひどい生活をしているではないですか。これから貴方の惑星にやって来るサイクルの変化と振動率の増加を無視することはできません。そうした変化を生き延びられるのは、より高度の精神構造を持っているものだけなのです。

密度の濃い貴方の天体(地球)系に移動するのは、私たちにとっては難しく、称賛に値することです。

『わが深宇宙探訪記(上)』(オスカー・マゴッチ著)
(『オスカー・マゴッチの宇宙船操縦記〈Part 1〉』と内容は同一です)


湿度が高くなると音のバランスが崩れる

2020-05-18 15:52:41 | 思想、哲学、宇宙論
https://www.hitori-shizuka.jp/archives/14955


湿度と音の関係性~水分による吸音材への悪影響

2018-11-23 ブログ製作日記




湿度が高くなると音のバランスが崩れる

音というものは空気が振動することで伝わっていきます。湿度が高くなり空気中の水分量が多くなると振動する物質が多くなり、音が伝わりやすくなります。

また、湿度の影響は低い音、高い音によっても違います。周波数が低い低音は毎秒の振動数が少なく、逆に音の振幅が大きいので、湿気を含んだ重たい空気の中でもある程度伝わっていきます。

しかし、同じ音でも高音域になってくると音の振幅が小さくなり、湿度の高い空気に吸収されてしまいます。このような状態では高い音と低い音で違った伝わり方をしてしまい、ギターやヴァイオリンといった楽器の演奏の際には、どこかモタモタした(こもったような)音に聞こえてしまうことがあるそうです。

ミュージシャンの方が湿気を嫌うのは、こういった状況で音のバランスへの悪影響を受けてしまう、という理由からなのでしょう。




https://note.com/florente/n/nc5aab9d18405

温度、湿度と音の関係。 ③






Florent Engineering
2020/01/04 15:27



 こんにちは。
 今回も引き続き表題の件について書いていこうと思います。

 前項までに、温度による音の変化は理解していただきましたでしょうか?
 まだお読みで無い方は読んできていただけると、今回の記事とあわせてヒントになることがある……かもしれません。

 さて、今回は湿度と音に関してです。
 ここにも密接な繋がりがあり、地域によって音楽の感じ方、歴史(ジャンル)に差があるのはこれが原因と捉えている方もいらっしゃるようです。自分も概ねその意見には同意していて、それほどまでに違いが生じてしまうのが湿度です。では、解説していきましょう。

ーーー
【湿度と音の関係】
 湿度とは、大気中に含まれる水の量を比率で表した数値です。
 空気が水分を包含できる最大値は決まっていて、そこを100%として、いくつか、といったものですね。これを相対湿度といいます。
 まず、いつも通り最初は簡単に定義していきます。

・湿度が高いと、音が響きにくい。
・波長の短い高域の方が、吸収率が高い。

 以上です。簡単ですね。
 どこかの界隈では『日本は音が悪い!海外の方が音が良い!』という話がまことしやかに広まっていますが、大元の原因はここにあるかもしれません。(僕はそうは思わないですが。)

 簡単に、日本の音楽はシャリシャリしているとか、高域のエネルギーが多い、耳が痛い、とか言われているらしいですが、100%ではないにしろこれが原因なのでは…?と思ってしまいます。(その他、歴史的背景や心理的、音楽的な様々な要因があることは、理解しています。)
 スタジオにいる時の話もそうですが、それだけではなく、常日頃から僕らの感じている日常の音に影響されている。そういう考えかと思います。
 興味のある方は、どなたかその辺りの研究を進めていただけると良いと思います。是非その情報を共有してください。

 実際、邦楽(江戸時代以前のもの)をアナライズしてみると、響かない環境での音楽をどう表現するか、というものが垣間見れます。
 最初の音を強く発音している傾向が多く、そのように作られた楽器が多い。建築の観点から見ても、その方がより理想的であったと考えられます。
 和楽器を音響で取り扱う場合には、とにかく如何にアタックをコントロールするかのスキルが試されるわけですが、それはまた別の話に。

 対して、洋楽は最初の音だけでなく、響きを堪能するという文化として発展してきていますね。なぜなら、湿度に吸収されないために少ないエネルギーでも楽しむ余裕があったから。だと考えられます。
 実際これは先程も言いましたが、湿度だけでなく建築の観点によるものが大きいですが、気候から建築が発展したことを考えれば、大元は気候(音湿度)と言えるということです。

 また、日本のスタジオ、特にライブハウスは、地下に作られていることが多い気がします。この事もさらに多湿の環境を増加させる原因であって、あまり喜ばしくは無いですが、環境を考えれば致し方ないことではありますね。

 また、湿度が高ければ機材、楽器にも相応のダメージがいきます。
 酸化の促進、カビやウイルス、その他有害物質が吸着するからですね。
 当然、楽器やスピーカーの鳴り、機材の駆動が変わり、色々な要素で抵抗が大きくなるので鳴らなくなります。
 後、臭いも良くないです。衛生的にも良くない。見た目も悪い。百害あって一利なしです。

 更に、吸音材、特に繊維系の素材は湿度の影響を受けて吸音率が低下します。ないよりマシですが、むしろそれによってルームチューニングが崩れてしまうケースは良くあります。
 吸音材ではないですが、木材も当然水分を吸いますので、音が変わる要因と言えるでしょう。
 木造建築が多い日本で、これはもっと重要視されていいと個人的には思います。
 また、断熱材として一般家屋にはグラスウールが良く使用されていますが、これも繊維系ですので当然水分を吸います。

ーーー
【気候の話】
 因みに、ここまで湿度を題材にしてきましたが、世界各地の年間平均湿度を見てみると、実は日本はそんなに高くないんです。笑

 東京は年平均66%
 ニューヨークは63%
 ウィーンは71.4%
 ロンドンは92.3% さすが霧の都…笑
 他の都市は調べてみてください。南アフリカとか凄そう。

 高くないですよね?
 では、何故日本が〜、と最初に言っていたかといいますと。
 降水量。そして気温による相対湿度の変化。これがあまりに違うからですね。

 東京は年間降水量1,528.8mm
 ニューヨークは1,144mm
 ウィーンは651mm
 ロンドンは621mm

 そして、相対湿度ですが、専門的に解説することはできないので単純に
・温度が高いと空気中に含める水分の量が多くなる。
 ということです。
 つまり、水分含有量は10℃の時の湿度50%<20℃の時の湿度50%
 ということになります。そこから平均気温をみてみますと。

 東京は17.8℃
 ニューヨークは17.2℃
 ウィーンは13.5℃
 ロンドンは12.5℃

 1日の寒暖差、地域によってばらつきがあるのであくまで平均値ではあるのですが、日本が高温多湿というのは日頃から感じているかと思います。
 夏場に海外の方と喋っていると、凄い辛そうにしていますよね…笑
 知り合いに日中40℃にもなる国であるイラン出身の人がいるのですが、日本の夏はヤバい。しんどい。って言ってました。笑

 また、日本でも寒い地域は音がいい。など言われますね。
 雪の吸音率が高いから、というのもありますが、相対湿度が低いからとも言えますね。だからかは分かりませんが、北海道のライブハウスは大好きです。乗り込みで行った時も、色んな場所でとても楽に音を追い込めました。ツアーで回っても、北海道は音いいなぁって印象が……。北海道、住みたいな。土地安いし。スキーは自前で装備を持ってるくらいだし。雪好きだし。生活しんどいだろうけど……。

 話が脱線しましたが……!
 つまるところ、湿度によって音が変化するよ。ということが理解いただけたかと思います。実際試してみるのが良いかもしれませんね。

 では、湿度はいくつがよいのか?
 50%を狙えば良いかと思います。

 40%以下ですと、ウィルスが活動しやすくなりますし、喉に悪いのでヴォーカリストには厳しいです。
 60%以上ですと、カビやダニが発生し、活動しやすくなります。

 なので、その中間の50%を狙っていきましょう。
 温度、湿度を保つことで音の変化から逃れることができるので、この辺りはシビアに整えていきたいですね。体調も良くなりますし。
 VUやその他メーターと一緒に、温湿度計を導入してもいいと思います。