思想家ハラミッタの面白ブログ

主客合一の音楽体験をもとに世界を語ってます。

「小児線維筋痛症」が、コエンザイムQ10の欠乏で起こることを発見――東京工科大学

2017-08-23 18:40:36 | 思想、哲学、宇宙論

2014年8月28日 09:52
太陽クリニックブログ, 統合 医療

「小児線維筋痛症」が、コエンザイムQ10の欠乏で起こることを発見――東京工科大学


非常に興味深い研究結果が出てきました。今まで当院ではコエンザイムQ10を治療に使って成果を上げてきていましたが、小児に限ってですがこのようなデータが出てきたことは喜ばしいことです。
今までにも海外では同様のデータがあり、コエンザイムQ10の投与とかマルチビタミンの投与、ビタミンDの投与が有効であるとの報告があった。今回の研究では小児線維筋痛症の原因がコエンザイムQ10の欠乏であると断定している点が興味深い。
また同時に、コエンザイムQ10の投与でも完全に症状が消失しない点も考えねばならない。複雑系の疾患であるためほかの代謝回路に異常があることも考えられる。
***********************************
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5490
東京工科大学(東京都八王子市/学長:軽部征夫)応用生物学部の山本順寛教授らの研究チームはこのたび、全身の疼痛と慢性疲労を伴う「小児線維筋痛症」(※1)がコエンザイムQ10(※2)の欠乏によって起こることを明らかにした。これは、横浜市立大学医学部小児科との共同研究によるもの。今後は同物質の投与による治療に期待がかかる。なお、同研究結果は学術誌『RedoxReport 2013』に掲載された。

【背景と目的】
 「線維筋痛症」は、全身の疼痛と慢性疲労を伴う原因不明の難病で、近年、小児でも発症することが明らかになってきている。根本的な治療法はなく、ミトコンドリア機能不全による筋肉の酸化傷害が重要との説が有力とされている。こうした中、山本順寛教授らの研究チームは横浜市立大学医学部小児科の協力のもと、小児の線維筋痛症患者の血漿酸化ストレス(※3)マーカーを測定し、検証を行った。

【成果】
 小児線維筋痛症の患者は、同世代の健常小児と比較して有意に血漿酸化ストレスマーカーが高いことが明らかになった。また、同患者が「高コレステロール血症」(※4)であること、体内のコエンザイムQ10が少ないことも新たに発見された。そこで、患者にコエンザイムQ10を投与したところ、高コレステロール血症の改善と疲労度の軽減が認められた。

【社会的・学術的なポイント】
 小児線維筋痛症患者の酸化ストレスが亢進していることが明らかになったことで、抗酸化物質による治療が注目される。なかでも同患者がコエンザイムQ10の欠乏症であること、またコエンザイムQ10の投与により、コレステロール代謝および疲労度の改善が認められたことから、同物質の投与が有望と考えられる。


ミトコンドリアが不調になると・・・

2017-08-23 13:31:08 | 思想、哲学、宇宙論
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12297370193.html


ミトコンドリアが不調になると・・・


 ミトコンドリアの機能が低下すると、ATPが不足するほか、ATPがうまくつくられないことにより活性酸素が増加し、その結果、身体にはさまざまな不調があらわれます。


 めまい、動悸・息切れ、疲れ、肌荒れ、貧血、無気力、うつ状態等々・・・


 身体を元気に健康に保つためには、ミトコンドリアを元気にすることが大切なのです。


 ミトコンドリアの数が少なく弱ってくると、細胞が適正に活動するために必要なエネルギー量が不足し、細胞や組織はその役割を充分に果たせなくなります。私達が元気でいられるのは、ミトコンドリアが充分エネルギーを供給してくれるからです。そのため、ミトコンドリアの数が少なく活力が無ければ、そのヒトの活力もなくなってしまうということです。
片頭痛もミトコンドリアが弱ることで起きる病気ですので、ミトコンドリアをいかに元気にすることができるかが片頭痛を改善させる最大の“鍵“となります。


活性酸素とは・・


 酸素は地球上のほとんどの動物にとっては、なくては生きていけない大切なものです。
 しかしその酸素が呼吸によって体内に取り入れられると、その一部が「活性酸素」といわれる不安定な状態になり、近くの物質と結びつこうとします。物質が酸素と結びつくことを”酸化”といいますが、鉄がさびたり、空気に触れたりんごの切り口が茶色になったり、あるいは雨ざらしのゴムホースがぼろぼろになったりするように、活性酸素が体の中でさまざまな「錆び」の状態を作るのです。


 活性酸素が過剰になると、物質が酸化によってぼろぼろに壊れてしまうのと同じ現象が、人体の中でも起こってきます。その結果、片頭痛、がん、動脈硬化、脳梗塞、心疾患、糖尿病、白内障などの生活習慣病を引き起こしてきます。
 また、活性酸素はしみやしわなどの原因になり、老化の最大の原因であることも分かってきました。
   

  活性酸素
  http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285620853.html


 現在の研究では、活性酸素は全疾患の90%以上に何らかの形で関っていると言われています。片頭痛も同じように、この活性酸素が関係しています。
 この活性酸素はミトコンドリアと切っても切れない関係にあります。
 活性酸素とはミトコンドリアがエネルギーを作り出す際に生み出されるものだからです。
  

  病気の原因の90%が活性酸素
   http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12280431621.html





「酸化ストレス・炎症体質」(片頭痛体質)の形成過程


 ミトコンドリアは細胞のなかにある小さな器官で、糖と酸素を利用してエネルギーをつくり出す、いわばエンジンのような役割を果たしています。
 ところが、このミトコンドリアは、エネルギーを出すとき、同時に排気ガスのような「活性酸素」を発生させます。
 自動車に例えるとわかりやすいと思います。ガソリンを使ってエンジンを動かしたら、排気ガスが出ます。

 同じように、ミトコンドリアも、エネルギーを作り出したら、排気ガスと同じようなものが出てしまうのです。それが、活性酸素です。
 例えば、360ccの軽自動車をブンブンふかしていたのではダメで、エンジンを大きくして(=ミトコンドリアを増やして)少ないガソリンで効率よくエネルギーを出し、排気ガス(活性酸素)の少ない良質なエンジンを積んでおくことが重要になってきます。
 生活環境の影響や年齢を重ねると、このミトコンドリアの数が減少していき、さらにミトコンドリアの働きも低下していきます。ガソリンばかり食ってあまりエネルギーが出ないような質の悪いエンジンになってしまうわけです。


 細胞内小器官である「ミトコンドリア」は私達に生きるエネルギーを与えてくれますが、反面、活性酸素を最も多く発生する細胞内小器官でもあります。
 ミトコンドリアを増やすと、体全体のエネルギー発生量を増やすことができます。ミトコンドリアを増やし、活性化させると、エネルギー合成時に発生する活性酸素の消去する機能も高まります。しかし、弱ったミトコンドリアの活性酸素を消去する機能は低く過剰の活性酸素が発生し、その活性酸素によってミトコンドリアがさらに弱っていくという悪循環が始まります。


身の回りの活性酸素を生み出す要因


 活性酸素は、「呼吸をする」、「食事をとる」、「運動をする」など、ごく普通の生活をしているときにも発生します。酸素を取り込み、エネルギーを作る過程で必ず発生するからです。そのほか、白血球が細菌を殺傷するとき、生理活性物質が作られるとき、有害物質(過酸化脂質、残留農薬、食品添加物、抗がん剤、アルコール、タバコ、大気汚染物質など)を解毒するとき、止まっていた血液が再び流れ出すとき(再濯流)、紫外線や電磁波(レントゲンなど)を受けたとき、強い精神的ストレスを受けたときなど、さまざまな要因により発生します。



活性酸素って何???
   https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12060852087.html




「酸化ストレス」とは


 最初にも述べましたように、ミトコンドリアが酸素を取り込み、エネルギーを作る過程で活性酸素は必ず発生します。もちろん活性酸素が体の中で増える一方ですと、人間はたちまち死んでしまいます。
 そのため、私たちの体は活性酸素を取り除く手段を持っています。


 ただ、この手段では手に負えない量の活性酸素が発生したとき、活性酸素の発生が”抗酸化作用(抗酸化力)”より常に優位な状態が、いわゆる「酸化ストレス」になります。
「酸化ストレス・炎症体質」とは活性酸素の発生が除去しきれないほど発生してしまう状態のことで、これらが原因で細胞が傷つけられ、さまざまな病気(炎症)を引き起こしてしまう状態のことをいいます。


 たくさんのミトコンドリアが余裕を持ってエネルギーをつくる態勢だと、活性酸素はそれほど問題になりませんが、少ないミトコンドリアが必死にフル回転でエネルギーをつくろうとすると、活性酸素がたくさん排出されてしまいます。


 「酸化ストレス・炎症体質」は、ぼろぼろに錆びた金属にたとえられる、「錆び体質」といわれるものです。片頭痛発症の根底にある体質ということだけでなく、ほとんどの現代人が抱える、さまざまな慢性病や生活習慣病の根底にある慢性病の源となっているものです。
 「酸化ストレス・炎症体質」は長い間の生活習慣などにより起こり、特効薬を飲んだからといって直ぐに治るようなものではありませんし、特効薬などはありません。

 このような「酸化ストレス・炎症体質」は、生活習慣病を初めとした「現代病」の原因になってきます。
 すなわち「酸化ストレス・炎症体質」とは、体の中から活性酸素がどんどん産生され、抗酸化作用が全く追いつかない状態で、いつも“腫れたり”、”痛みがでたり”、“熱がでたり”、”発赤がでたり”さらには、高血圧になったり、心臓や脳血管で血栓を起こしたり、コレステロール値が高くなったり、アレルギーになりやすかったり、風邪や癌などにかかりやすくなったり、いろんな病気に罹りやすい体質のことです。

 
 この「酸化ストレス炎症体質」を基盤として、“内臓脂肪”の要因が加わると糖尿病に、生まれつき“ミトコンドリア活性が弱い”と片頭痛に、“脳内セロトニンが低下する”とうつ病やパニック障害に、“発がん物質を摂れば、ガンになり、βアミロイドが蓄積すれば、アルツハイマー病になってきます。
 このように、生活習慣病や慢性病といわれている病気の根底にあるのが「酸化ストレス・炎症体質」で、多くの場合「遺伝的体質」や「原因不明」という言葉で表現されているのが現状です。


このように、片頭痛とは「酸化ストレス・炎症体質」の状態にあります。


 すなわち、片頭痛は、遺伝素因である「ミトコンドリアの働きの悪さ」に、生活習慣(とくに食生活)が原因で、エネルギーを生み出す際に生する活性酸素によって自分のミトコンドリアを傷つけることによって「さらに、ミトコンドリアの働きを悪く」させて「酸化ストレス・炎症体質」を形成することにより引き起こされる疾患と考えられています。
このミトコンドリアの働きの悪さは、ミトコンドリアDNAによって先祖代々受け継がれます。ミトコンドリアDNAは生活習慣および外部の生活環境のよって変化・悪化することになります。




 ミトコンドリアの働きを悪化させる要因は、前回述べたことです。


   ミトコンドリアの機能を悪化させる要因
     http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293423922.html

環境過敏症とミトコンドリア障害

2017-08-23 11:44:40 | 思想、哲学、宇宙論
MCS化学物質過敏症患者は、エネルギー生産欠乏(ATP:アデノシン三リン酸)をもたらすミト コンドリア障害の兆候を示すことが多い。

ニューヨーク州立大学のベッカー教授は慢性疲労症候群の原因に電磁波が関わっていると指摘しています。慢性疲労症候群の患者の細胞ではエネルギーを作り出すミトコンドリアの構造変化が起きています。

ミトコンドリアは主として細胞の呼吸やエネルギー産生に関わっている細胞小器官だが、細菌やウイルスに対する自然免疫応答でも非常に重要な役割を担っていることを示唆する証拠が増えている。

慢性疲労症候群の約90%の人が電磁波過敏症であるという報告がされています。
そして化学物質過敏症患者の約80%は、電磁波過敏症を併発すると言われています。



つまりこの3つの病気はミトコンドリアの障害によって生じている

ということではないでしょうか。

ストレスや電磁波、排気ガス等でミトコンドリアの活動が低下して

免疫が狂った結果、電磁波過敏症になり、

エネルギー不足で解毒能力が低下して化学物質過敏症

そしてエネルギー不足で慢性疲労症候群になると思われます。

これらの病気の症状が多岐に渡るのは、エネルギー不足という

生命維持の根幹に関わることだからでしょう。

コエンザイム還元型が効果的だと思います。