思想家ハラミッタの面白ブログ

主客合一の音楽体験をもとに世界を語ってます。

自己実現宇宙論その2

2016-08-08 12:54:07 | 思想、哲学、宇宙論
宇宙の一番最初に有ったのは超高次元空間です。

超高次元空間はスーパーコンピュータのようなもので、情報エネルギーを生産します。


生産された情報エネルギーが流出し、超高次元空間の周りに広がり、

あらゆる可能性が潜在する広大なエネルギーの海を形成しました。

ある時、潜在する可能性を実現しようとする意志が

エネルギーの海に発生しビッグバンを引き起こします。



ビッグバンは、あらゆるものが潜在化した無の世界から、有の世界が生まれたことを意味します。


ビッグバン直前に生まれた、宇宙の自己実現の意志はビッグバンと共に宇宙に広がり、

宇宙全体にバイブレーションとして遍在しながら、波動原理によって

潜在する可能性を次々と実現していきました。

その結果生命が進化し人類が生まれたのです。

人間は可能性を実現することに喜びを感じる存在です。

潜在する可能性を実現させ、宇宙の意志に協力し、

宇宙の自己実現を促進させることが人類の役割です。

科学の発明や芸術作品の創造は

宇宙の潜在する可能性の実現でもあります。



宗教とは、眼前の事物の移り行く流れの彼岸や背後や内奥に在る何ものか、実在しながらも現実化されるのを待っている何ものか、遠い彼方の可能態でありながら最大の現在的事実である何ものか、すべての移り行くものに意味を与えながらしかも捕捉し難い何ものか、掴めば至上の福となるがしかも手の届かない何ものか、究極の理想であって望みなく探究を続けなければならない何ものか、のヴィジョンである。

ホワイトヘッド