昨日の新聞に、津波で子どもを亡くした親が、町に対し8800万円の
賠償を求める訴えを、仙台地裁に起こしたと載っていました。
町は地震発生直後、避難指示を仰いだ保育所に、避難の必要はない
現状待機を指示したという。その後津波に襲われ3人の園児が
亡くなったそうです。
遺族側は、待機という町の誤った指示で逃げ遅れた為と町を訴え、
ラジオでの情報収集を怠ったと、保育士の過失も主張していると
ありました。
この記事を読んでいて、何だか辛くなりました。
持って行き場のない親の悲しみ苦しみを感じ、でも裁判で争っても
きっと悲しみは増すばかりだと思えるからです。
うちの息子が亡くなった時、「加害者がいたら、相手を恨んで
行けるのに、誰もいないから辛いよね」と言われたことがあります。
私は悲しみの上に人を恨まなくてはいけなかったら、
とても生きていけないと思い、加害者のない死であることに
感謝していました。
友達にこう言われた時、人を恨んで生きて行く人生なんて
辛すぎると思いました。
でも、そんな私も息子が救急車で運ばれるのがあまりに
遅かったので亡くなった後、先生たちに「何をしていたのですか」と
聞きたいと、ある方に言ったら「それを言ったらいけない
そこにいた人達は、最善のことをしようとしていたのだろうから」と
言われました。
私は、自分の気持ちを心の底に沈めました。
一緒にいた子どもたちにも、聞きたいことは沢山あったけれど
それもやっぱり、沈めました。
でも、聞かなかったことは、正解だったと今でも思っています。
真っ直ぐに悲しみと向き合えたから…
亡くなった園児の御父さんは「保育所の安全面を見直し
二度と私たちのような悲しい気持ちを抱く親が出ないように
願う」と語ったそうです。
何だか、胸が苦しくなる津波被害の提訴の記事です。
この悲しみの行方はどこへ…
賠償を求める訴えを、仙台地裁に起こしたと載っていました。
町は地震発生直後、避難指示を仰いだ保育所に、避難の必要はない
現状待機を指示したという。その後津波に襲われ3人の園児が
亡くなったそうです。
遺族側は、待機という町の誤った指示で逃げ遅れた為と町を訴え、
ラジオでの情報収集を怠ったと、保育士の過失も主張していると
ありました。
この記事を読んでいて、何だか辛くなりました。
持って行き場のない親の悲しみ苦しみを感じ、でも裁判で争っても
きっと悲しみは増すばかりだと思えるからです。
うちの息子が亡くなった時、「加害者がいたら、相手を恨んで
行けるのに、誰もいないから辛いよね」と言われたことがあります。
私は悲しみの上に人を恨まなくてはいけなかったら、
とても生きていけないと思い、加害者のない死であることに
感謝していました。
友達にこう言われた時、人を恨んで生きて行く人生なんて
辛すぎると思いました。
でも、そんな私も息子が救急車で運ばれるのがあまりに
遅かったので亡くなった後、先生たちに「何をしていたのですか」と
聞きたいと、ある方に言ったら「それを言ったらいけない
そこにいた人達は、最善のことをしようとしていたのだろうから」と
言われました。
私は、自分の気持ちを心の底に沈めました。
一緒にいた子どもたちにも、聞きたいことは沢山あったけれど
それもやっぱり、沈めました。
でも、聞かなかったことは、正解だったと今でも思っています。
真っ直ぐに悲しみと向き合えたから…
亡くなった園児の御父さんは「保育所の安全面を見直し
二度と私たちのような悲しい気持ちを抱く親が出ないように
願う」と語ったそうです。
何だか、胸が苦しくなる津波被害の提訴の記事です。
この悲しみの行方はどこへ…







※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます