~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

泣きべそ母さん

2014-10-20 22:16:42 | 日記

もうすぐ息子の命日なので、今日は祭壇を掃除したり

野球のシャツを洗ったり…

何年経っても命日はきついです。

人間の記憶とはどういう仕組みになっているので

しょうか…

夕方、創が倒れたという電話が来て中学に

向かった時の、見上げた空の暗さをいまだに覚えて

いるのです。

自分の着ていた服も、もっていた手提げまで、

くっきりと記憶に残っているのです。

きっとどんなに歳を経ても、この記憶は色あせる

事が無いと思います。

命日が近づくと、この消えない記憶が立ち上がって

来るのです。

何年経っても辛くて、1年365日だけれど

うちの子の命日だけ、どこかへ飛んで行け

と、思ってしまう事があります。

いつだったか、初女先生の前で「もうすぐ

命日なの」と言ってぽろぽろ泣いたことがあります。

先生は「何年経っても辛いよね」と手を握っていて

下さいました。

別の時に「息子の生も死も与えられたものだと思う」

と言ったら、「あなたがそこまで来るのに、どれほど

苦しんだことか」と、深い眼差しで語りかけて下さい

ました。

初女先生に出会っていなかったら、私は立ち上がり

歩きだすことができただろうか…

田口ランディさんに「山崎さんはどうしてそんなに

初女さんが大好きなの」と聞かれた時、

「初女先生に出会ってなかったら今の私は

いないから」と瞬間的に答えていました。

初女先生との出会いは、天国の息子からの

最高のプレゼントかもしれません。

有り難う 創!

あなたに返せるものは何もないなー

何年経っても涙がでちゃう、泣きべそ母さんだから

 

 

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2 コメント

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出逢いは宝物ですね (おかげちゃま)
2014-10-20 23:23:59
こんばんは、すなおさん。

すなおに悲しさを出せる相手の存在は本当にありがたい幸せですね
正直、すごくうらやましいです。私はマイナスな感情を共有できる相手があまりいないので。いつも一人でひたすら寂しさ悲しさなどを感じながらなんとかお酒と時間に救われる、という日々です。
先日、一個下のいとこがくもまっかで亡くなり言葉にはならない感情を味わい…なんでお迎えが私でなく いとこなのか?一人の私は生きてても 親や子供のお荷物なのに…しかも いとこは弟も昔病気で…
図書館ね『おかげさまで生きる』の中に、親が子供の葬式を出す時代だとありました! まさに いとこの両親は 二人の子供の葬式を出しました。とても悲しい出来事でした。人生は無情ですね。 今回もこの気持ちを、話す相手も居ないので、また一人でなんとかお酒と時間と共に消化しようとしている最中です。

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これも出会いです (山崎 すなお)
2014-10-21 23:27:06
うちは、息子が亡くなった後、あまりにも悲しくて3人でいる時は泣けなかったんですよ。小3だった弟は、毎晩布団の中で泣いてたということを5年経って、私に話してくれました。
私の前では、泣くとお兄ちゃん嫌がるから泣かない!と宣言して、それから泣いている処を見せなかったんですよ。
深い悲しみは、なかなか出せないものですね。

初女先生は、どんな時にも神さまがいて下さると言われていました。
神さまや仏様が悲しみと共にいて下さる気がします。

お二人のお子さんに先立たれるなんて、どんなにかお辛いことでしょうね。
私も同じ病気で兄弟2人を見送ったお母さんを知っています。

おかげさまさん、私とあなたも出会っているのです。
出会いは未来をひらく です。
この出会いを大切にして行きたいです。
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