~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

心鎮め風を感じるとき

2017-08-23 23:12:27 | 日記

私は、夏の夕暮れに吹く風が好きです。

その風を感じると、人はふっと優しくなれる様な

気がするのです。

よしもとばななさんの「海のふた」という小説にも

そんな風を感じます。

風が好き

見えないけれど、確かに在る

その世界を感じさせてくれるから…

人間の眼は、大き過ぎても小さすぎても見えない

私たちの見ている世界は、ほんの一部なんだ

息子が亡くなった後、このことを自分に言い聞かせ

見えないけれど、あの子はいると信じたかった

そのことの確かさを、風は感じさせてくれて

いるから、風が好き…

森のイスキアの風に吹かれてみたいな~

お日様が出て、風が吹いていると、イスキアの

庭には梅干しさんが干されるのです。

木々の緑と赤い梅干し、抜ける様な空の青さ

その風景の中で、ひと粒ひと粒の梅干しに、

話しかけるようにひっくり返していく

初女さんが居た…

ずっとこの風景はあるものだと思っていた…

始まりが終わりで、終わりが始まり

きっと何かが始まっているのだ

昨日と同じ今日はいやだと言っていた

初女さんだから…

心を鎮め、風を感じてみよう

何かが始まっているはず…

ねぇ、初女さん


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする