今、ちょっと感動しています。
何に?と聞かれたら答えに詰まるのですが…
私は今年になってずっと宿題を抱えた状態でした。
来年の1月の「書」のグループ展で、個展を
やることになったのですが、作品にする字が浮かんで
こないのです。
元々実力がないので、色んな字が書けるわけではなく
それでも個展となると、7点は書かないといけないので
絶えず字を探していました。
テーマを決め、それに沿った字を書く人もいますが
そのテーマも浮かばず、時間ばかり過ぎて
行きました。
書きたい字が、ふっと浮かぶと必死に書いて
先生に見て頂き、「次の字に行っていいわよ」と
言われたら、次の字を探し…この繰り返しで
昨日、やっと5点目を書きました。
あと2点がどうしても出てこないのです。
どうしたらいいだろうと思っていた時、直感で
初女先生の「あなたに喜んでもらえるように」を
読んだら、書く字が見つかる気がしたのです。
何度も読んだこの本ですが、字を探すために
読むのは初めてでした。
ところが残り10ページを切っても見つからず
やっぱりダメかと諦めかけていた時、
一つの字が飛び込んできたのです。
瑞穂の「穂」です。
書くとき、いつも初女先生のことが心にあるので
私にとってのテーマは「佐藤 初女さん」なんだと
気がついたのです。
初女先生は「この国は瑞穂の国です」と言う言葉で
いつも講演を始められます。
書けるかどうか分からないけれど、初女先生の
思いを胸に「穂」を書いてみようと思いました。
この本を読んだら作品にする字が見つかるかも…
この直感が当たったことに、ちょっと感動しています。