~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

携帯メールと床屋さん

2010-04-26 22:06:40 | 日記
息子の友達から、アドレスを替えましたと、メールがきました。
息子が亡くなって9年目になるというのに、いまだにアドレスの
変更を知らせてくれる、彼の気持ちが嬉しいです。
以前は、年中アドレスが替わるので、同級生の子に「なんであんなに
替わるの」と聞いたら「彼女が替わると、アドレスも替わるんだよ」
と言われ、新しいアドレスが来ると「おー」っと思っていました。
ここ何年か、変更が来なかったのに、この変更は…と余計な気を
回してしまいました。
主人は、床屋に行くのを悩んでいます。
もっとカッコイイ頭にしたいのに、「あいつは、いつも同じだもんな」と
あいつとは、息子の同級生です。
彼が、床屋さんに就職したので主人が行くと「おやっさん、僕の
営業第1号」と彼が主人の担当になり、主人はまるで息子との
約束を果すように、彼のところへ通っています。
他の処へ行けば、何だか彼を裏切るような後ろめたさが
あるようで、悩みながら床屋行きが延びてます。
でも、私はこの人はやっぱり息子の友達に髪を切って貰うんだろうなと
思っています。
携帯メールと床屋さん。
ささやかな日常の中で、息子の友達を感じる時、説明のつかない
涙が溢れてくるのです。
コメント
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