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売れすぎて販売中止はなぜ起きる?: 「オールフリー」「GOPAN」 ライン1本、ネットの影響

2010年10月18日 07時41分24秒 | このブログのこと
朝日新聞の週末beに、「売れすぎて販売休止の謎 品薄で各社がおわび」という記事がありました。

売れすぎて販売休止というニュースを聞きますが、これは作戦ではなく、新商品の斬新性ゆえにラインの迅速な対応が難しく、それにテレビやネットの情報でさらに注目が集まるからなのだそうです。

最近、売れすぎて販売休止になったものは、10種類以上ありました。

サントリー「オールフリー」 (ノンアルコールビール風飲料)
赤城乳業「ガリガリ君」  (アイスキャンディー)
「日清カップヌードルごはん」 (近畿地方で先行販売。電子レンジで作るカップヌードル味の炊き込みご飯)
日本たばこ産業「ゼロスタイル・ミント」 (火を使わない煙が出ないたばこ)
三洋電機「GOPAN] (家庭のお米からパンを作れるパン焼き機)
桃屋「辛そうで辛くない少し辛いラー油」 (具だくさんのラー油)  などです。

ひょっとして、、欧米の高級ブランドのように、生産量を抑えて希少さを強調する商法ではと、疑う消費者もいましたが、メーカー側は「絶対にありません」ときっぱり否定するそうです。

どの社の製品も勝負をかけた商品で、むしろ「強気の予測」を立てていました。

「GOPAN」は、ホームベーカリー市場でのシェアを、10%から一気に25%に伸ばそうと「初月5千台」に計画しました。
7月の商品発表で、予測の2倍の1万台の受注があり、量産体制を整えるため、販売延期となりました。

田中秀典・富士経済研究所部長は、
「ヒット直後に欠品したり販売休止したりする商品に共通するのは技術や素材、アイデアなどの『革新性』です。革新性ゆえに、メーカーの生産ラインや原料調達がもともと量産対応できていません」と説明します。

「もの作りの現場では、サプライチェーンマネジメント(SCM)の普及で、生産や購買の効率化が進み、計画外の事態に対応するラインの余裕がありません」(田中さん)

インターネットの影響も大きいそうです。

まず、テレビのワイドショーなどで取り上げられ、それがネットで広がり、ランキングなどに紹介されると、商品のウェブサイトへのアクセスが急増したということです。
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予想以上だったというのが、意外でした。

「GOPAN」などは、それまでの米粉(高価)を使うことなく、家庭のお米でパンが焼けると聞いたとき、「これは売れる」と思いました。

生産ライン1つを作るだけでも、数千万円(もっと?)の投資が必要でしょうから、最初は1ライン、売れたら2ラインになるのも理解できます。

ネットの影響は、やはり大きいと感じます。
あちこちで「買った。おいしい。こんな食べ方もある」と書いてあったりすると、自分でも試してみたいと思います。

ひととおり試して満足すると、最初のすごい勢いが治まるのですから、メーカーさんは大変だろうと想像します。

企業側にしてみれば、在庫はあまり抱えられない、市場は少量多品種で、新商品を次々に考えなければならないという事情があるそうです。

しくみが分かったので、販売休止になっても、しばらく待てば手に入るのですから、待つしかありませんね。

サントリーの「オールフリー」も、販売再開で、すぐ買って試してみました。


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