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佐々木常夫さん: 「運命を引き受けて、その中で頑張ろう」 定時帰宅・妻看病・自閉症児育児で社長に

2012年01月22日 20時40分46秒 | 新聞
今日の朝日新聞に、「著者に会いたい 佐々木常夫さん(67) ■これからのリーダーに贈る17の言葉 勇気、元気、幸せを与える人に」という記事がありました。

読書面にある、新刊の著者のお人柄を紹介するコーナーです。

佐々木常夫さんは、東レの勤務と妻の看病、自閉症の子どもの世話、家事を続け、現在は妻も回復し、幸せな生活をしているのだそうです。

佐々木さんは、1984年に東レで課長になりましたが、妻が肝臓病を発病、その後うつ病になり、自殺未遂も3度しました。
子ども3人(長男は自閉症)の育児、家事、妻の看病を仕事と並行して長く続けます。

最新の著書では、「人に勇気、元気、幸せを与える人こそがリーダー。主婦でも、新入社員でも、障害者でもリーダーになれる」と書かれています。

佐々木さんの考え方は、「ど真ん中にあるのは母親の教え」と言い、

お母さんは、「世のため、人のために尽くす人になりなさい」「人を傷つけてはなりません」といつもおっしゃっていたそうです。

これまでの著書の発行部数は、合計で70万部にもなり、

読者の証券会社勤務の男性からは
「3日前に辞表を出しましたが、『25の言葉』を読み、涙が抑えられませんでした。明日、辞表を撤回します」というメールが来た ということです。
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どんな方だろうと思いました。

お名前やご経歴は、聞いたことがあります。
今回の記事に添えられた写真が、立派なことをされ社長にまでなられたのに、とても謙虚な笑顔をしていらっしゃるのが印象的でした。


「佐々木常夫」さんで見てみました。

「佐々木常夫 オフィシャルWEBサイト」が最初に出てきました。
(http://sasakitsuneo.jp/参照)

トップページには、最近の4冊の著書紹介があり、青年が感動したという『働く君に送る25の言葉』をクリックしてみました。


「何があっても、自分を見捨てるな。とことん自分を大切にしなさい」と赤い字で書いてあります。

インタビューが掲載されていて、
「運命を引き受けなさい。それが、生きるということです」と発言されていました。

佐々木さんのお母さんは、旦那さんが若い時に亡くなり未亡人となり、4人の子どもを働いて育てられました。
どんなに辛い時でも、「運命を引き受けて、その中で頑張ろう」とニコニコされていたそうです。

それを受けて、佐々木さんも、妻の病気や自殺未遂、子どもの自閉症や育児や家事も、「これも運命」と考えました。
会社から定時で帰り、知恵を絞り、自分を奮い立たせて両立させてきました。

幸い、奥さんも回復し、今は幸せに暮らせているとのことです。


私たちは運命を引き受けて働くしかない。
自分の能力を嘆いても、会社や上司の不満を言っても何も生み出さない。

運命を引き受ける「覚悟」を決め、正しい仕事の仕方を身につけよう。
そうすれば、上司との正しいコミュニケーションで関係性を変えることはできる  と書かれていました。

説得力があるなぁと思いました。

プロフィールには、2003年より東レ経営研究所社長、2010年に同研究所特別顧問となる とあります。


サイトにはコラム(ブログのような文章)もありました。

2011年4月20日の「運命に立ち向かおう」というコラムが心を動かされました。
(http://sasakitsuneo.jp/column2/2011/04/post-48.html参照)

震災のすぐ後の文章で、被災された方々、また広島、長崎の原爆、沖縄や戦争で被害を受けた方々、
それほどではなくとも人の人生はさまざまな幸、不幸が訪れる

「力を合わせて自分の運命に立ち向かってください」  とありました。


思いがけないことがあったとき、「これも運命か」と思いことはあっても、その運命を「引き受ける、そしてその中で頑張る」と考えてこれただろうかと思いました。


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