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駅弁: サザエさんは中食に なぜ駅弁は日本独特? 桜を見ながら、相撲を見ながら弁当を食べる

2012年01月29日 22時36分22秒 | 新聞
朝日新聞の週末beに、「サザエさんをさがして 駅弁 世界に誇れる日本の食文化」という記事がありました。

サザエさんの作品からテーマを取り、解説するコーナーです。

今回は、「駅弁」がテーマでした。

駅弁は、日本ほど発達した国は世界にないのだそうです。

サザエさん(1969年3月21日朝刊に掲載)では、サザエさんが東京駅に出かけ、駅弁とお茶を7個ずつ買い、連休に家で食べようと持って帰っています。

4コマ目で、駅弁をテーブルに載せ、お茶を取り出しながら、サザエさんは「さァ!てってい的に家事をサボるゾ」とはりきっています。

解説によると、駅弁は1885年(明治18年)頃から売られ始め、1966年(昭和46年)には京王百貨店新宿店で「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」がスタートしました。

小林しのぶさん(旅行ジャーナリスト)は、列車で食べるだけでなく自宅で食べているところは、「時代を先取りしている」と評されます。

また、「駅弁は日本が世界に誇る食文化」で、台湾やシンガポールなどアジアの一部に細々とあるが、日本ほど発達した国は世界にない。  ということです。
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駅弁が日本固有のものと聞いて意外でした。

海外の駅弁にはどんなものがあるのだろうと、「駅弁 海外」で見てみました。


「海外の駅弁(ウェブサイト「駅弁資料館」)」が最初に出てきました。
(http://eki-ben.web.infoseek.co.jp/610kaigai.htm参照)

「駅弁資料館」という駅弁サイトの中にある、「海外資料館」のコーナーです。

台湾、韓国、オーストラリア、その他が紹介されています。

オーストラリアはサンドイッチやサラダの社内販売、イタリアでは飛行機の機内食のようなもの(パスタ、肉、野菜、パン、チーズ、ビスケット、果物)を売る駅もあるらしいと書かれていました。


「海外(外国)の駅弁はこんな感じ! - NAVER まとめ」というサイトもありました。
(http://matome.naver.jp/odai/2126863281390981201参照)

韓国、タイ、中国、台湾、ベトナムの駅弁を実際に買い、写真と共に紹介してあります。
韓国、中国、台湾の駅弁は、日本のものに近い感じでなかなかおいしそうです。


なぜ駅弁は日本独自なのでしょう?

「駅弁 日本独自」で検索すると、

「駅弁付加価値の実証研究による一考察」というPDFも出てきました。
(http://www.isc.meiji.ac.jp/~w_zemi/ekiben.pdf参照)

明治大学の学生さんの研究報告のようです。

駅弁は、最初は鉄道敷設の労働者向けの給食から始まった。
その後乗降客に売られるようになり、地域の食材・地域の器を使うことで地域そのものをイメージするようになった。

それが日本人の「旅情」(過程=プロセスを楽しむ)に精神文化に合った  とあります。


記事には、「桜をめでながら酒盛りする花見に通じる日本人の心を、私は感じる」とも書かれていました。


そういえば、相撲を見ながら、桜を見ながら弁当を食べるというのは日本独特のスタイルかもしれないと思いました。


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