54歳からの欧州一人旅と日々をつれづれに

思いつくまま時、場所を選ばず綴ります。

4/30 雑記 N饗楽団員の講座…

2016-04-30 16:27:43 | 日記・雑記2011.1~
 府中生涯学習センター教養講座 1期6回3000円 4/11,4/18,4/25,5/9,5/16,5/23 2度目受講 前回は
2015.5/11バイオリン木全 5/18トロンボーン栗田 5/25フルート菅原  6/8ビオラ小畠 6/15バイオリン宇根 6/22今野

今期前半3回が終わってしまった 毎回知らないことや生演奏に大満足
 4/11ホルンの福川さん 「ホルンの歴史と発展」 2008年77回日本音楽コンクール・ホルン部門1位 13年N饗入団
1600年頃狩りの時馬上で使用 後ろの仲間に合図するためと馬が驚かないようラッパが後ろに向けられた
16音しか出ないのをラッパ(ベル)に手を入れ音階を増やした (その手を福川さんが吹く時見たかった)
唇で低い音はハー 高い音は緊張して… ナチュラルホルンがこんなに難しいとは!
バッハが初めてホルンを入れて作曲 ブランデンブルクにうまいホルン奏者がいて6曲書いた それをビデオ鑑賞
後半は現代ホルン いつも見ている楽器 キー4つが管を迂回し全てが均一に出る 
管の長さ短いのが高く明るく 長いのが低い音 音調に合わせ入れ替えて演奏してくれた
(専門語も自然体に交るのでメモするのもやっと 間違ったことも書いているかも…)
モーツアルトは6曲ホルンのために書いた 親友ロイトゲルが名手でSym2の冒頭譜面にいたずら書きもあるとか
ベート-ベンもホルンを多用 英雄(5楽章) 運命  田園(牧歌的ソロ)
ブラームスは自分もホルンを吹けてナチュラルホルンが好きだった ホルントリオを母の死後に捧げている
ワーグナーも多様したが(ジークフリート…)父が現代ホルンが嫌いで仲はよくなかった
楽器としては唯一ラッパが後ろを向いているので後ろの空間の重要性 指揮者との関係の話
有名なモーツアルト・ベートーベン・ブラームスの曲の生演奏やビデオ…有意義で楽しい2時間でした

4/18ヴィオラの坂口さん 「ヴィオラ奏者の人生と演奏家として大切なこと」
母が声楽家で3歳からヴァイオリン 父の仕事の都合で大阪堺→国分寺→相模原→小平→国分寺と転々
高校ではギターアンサンブル部に入部(4弦→6弦)天満敦子先生にヴァイオリンで芸大は無理と言われ
ヴィオラに転向し芸大合格 大学院生の時尊敬する松原氏のもと2年間ヴィオラとピアノの二重奏を学ぶ
芸大美術の教室風景や音楽仲間など知らなかった人々との出会い写真を色々見せてくれた
大学院に入って間もなくN饗の公募オーデションに合格 半年の試験期間を経て入団 
「すぎやまこういち氏と《弦楽四重奏によるドラゴンクエスト》」 そのCD聴く
土屋邦雄氏とベルリンフィル」 「ミュンヘン国際コンクール」1次で落ちた話 「ライフワークの①②」音楽活動…
「ヴィオラという楽器とヴィオラ奏者~スコラダトゥーラ~」とプリント13項目にあるが理解できずメモなし
14項目に「演奏家として大切なこと」とあるが、松原先生の言葉「音符でなく音楽!」とだけメモ 15:30
後の30分は生演奏 シューマン:3つのロマンス、おとぎの絵本Op.113の第1,4楽章(ビオラの為だけに作曲)
フォーレ:夢のあとに 成瀬為三/長山善洋編曲:浜辺の歌(ビオラ用にアレンジ) 時間なくてメンデルスゾーン中止
ヴィオラの音色に酔いしれた いつまでも「浜辺の歌」を口ずさんで帰宅 

4/25ヴァイオリンの宮里さん 「春うらら~ほんわかとしたお時間をご一緒に~」
オープニング10分はCDで有名なヨハンシュトラウス2世のワルツ「春の声」 第1部最初は「春の海」宮城道雄の筝曲をヴァイオリンで 続いてベートーヴェンが聴覚を失ってから作曲したスプリングソナタ(題名はベートーヴェンではない)障害者の心を想いながら生演奏 次にCDでドボルザーク「スラブ組曲」 次にまた生演奏でソナチネOp.100 アメリカを去る時10歳と15歳の子供が弾ける曲をお土産に(Op96が新世界) ドボルザークは貧しい肉屋に生まれたがブラームスに認められ2年間アメリカへ ボヘミヤの曲をどこか懐かしく感じるのは音階がファとシ抜きでテンポも日本の古来の曲に似ているからと ヴァイオリニスト ヨセフ・スーク(2011年81歳死去)はドボルザークの曾孫
第2部「思い出語り」「演奏」では音楽一家に生まれ2歳半でブラームスの「ワルツ」でデビュー 33年N饗に在籍、今年定年 奥様もヴァイオリニストだが3人の子供は違う道 娘さんは宝塚、息子さんは声楽家として現在はウィーン在住 今帰宅中なのでと飛び入り生出演 美声のサプライズに客席大拍手で終了 この講座は大分前からあるらしい どの方も形式に拘らなず趣向を凝らし親しみやすくて益々N響を身近に感じてくる
次回は連休明けの5月に3回 パーカッション、ヴァイオリン、コントラバス 楽しみ (帰りのバス待ちが不便だが)


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