都美術館の”日本の美術館名品展”(7/5 まで)と、芸大美術館の”尼門跡展”(6/14まで)に行った
分野が違うので比べようはないが、どちらにも感動した 静かに皆が見入っていた
”日本の美術館名品展”は本当に凄い 美連協に加盟する124美術館から100館が所蔵する自慢の作品を出品220点が並ぶ
セガンティーニの作品の前で私はサンモリッツからイタリアへのひとり旅が蘇り胸がつかえた
ゴッホ、ミレー、モネ、ユトリロ、ピサロ、ドニ、ルノアール、ルソー、ルドン、ボナール、シーレ、ピカソ、クールペ、ダリ、イサムノグチ
高橋由一、黒田清輝、浅井忠、青木繁、萬鉄五郎、岸田劉生、村山槐多、関根正司、東郷青児、藤島武二、藤田嗣二、岡鹿之助、佐伯祐三、三岸好太郎、林武、小磯良平、梅原龍三郎、安井曽太郎、国吉康雄、山口薫、熊谷守一、
狩野芳崖、富岡鉄斎、菱田春草、竹内栖鳳、横山大観、下村観山、小川芋銭、速水御舟、小倉游亀、前田青邨、福田平八郎、山口蓬春、片岡球子、山本丘人、高山辰夫、三橋節子、
棟方志功、長谷川潔、池田満寿雄、荻原碌山、平櫛田中、高村光太郎……
出品目録を見て印象的なものを書き出そうと思っていたら止まらない こんな羅列になってしまった あちこちの美術館で見てきた作品にいっぺんに出会えたのだ
「尼門跡寺院の世界」展は皇族の方々やシャネル社長が鑑賞する写真など、新聞に載ってたりして情報は豊富だと思うので省略 日本人としての誇りを感じた
都美術館前で見事なノコギリ演奏 公園ではマリンバ演奏も 芸大美術館に向かう
芸大美術館陳列館(無料)で「サントリーと資生堂 商品デザインのコラボ」も良かった(6/1 まで)
文化の香り高い資生堂とサントリー商品が年代順に交じり合って並べられている
資生堂の「オイデルミン」1897年、「赤玉ポートワイン」1907年、「ヘルメスウイスキー」1911年…
サントリーが「人懐っこく豊かな面白みのあるデザイン」で遊び心、資生堂は「すべてがリッチでなければ」と心の豊かさを表現 上品で清潔 高級感
両社とも社内デザイナーが制作していて一貫性があり、サントリーの「角瓶」1937年や資生堂の「ドルックスコールドクリーム」1932年のように発売当初からデザインがほとんど変わらないものもある 「モダンカラー粉白粉」1932年などはアールデコが日本で花開いたことが分かる ディスプレーもセンスよく、広々明るい会場で懐かしいひとときを過ごした
右は芸大美術館陳列館入口(芸大美術館に隣接)
芸大美術館から学生食堂に入れます(カレー300円でした)