54歳からの欧州一人旅と日々をつれづれに

思いつくまま時、場所を選ばず綴ります。

5/16 上野の美術館へ

2009-05-24 19:29:41 | 都内

都美術館の”日本の美術館名品展”(7/5 まで)と、芸大美術館の”尼門跡展”(6/14まで)に行った 
分野が違うので比べようはないが、どちらにも感動した 静かに皆が見入っていた

”日本の美術館名品展”は本当に凄い 美連協に加盟する124美術館から100館が所蔵する自慢の作品を出品220点が並ぶ
セガンティーニの作品の前で私はサンモリッツからイタリアへのひとり旅が蘇り胸がつかえた
ゴッホ、ミレー、モネ、ユトリロ、ピサロ、ドニ、ルノアール、ルソー、ルドン、ボナール、シーレ、ピカソ、クールペ、ダリ、イサムノグチ
高橋由一、黒田清輝、浅井忠、青木繁、萬鉄五郎、岸田劉生、村山槐多、関根正司、東郷青児、藤島武二、藤田嗣二、岡鹿之助、佐伯祐三、三岸好太郎、林武、小磯良平、梅原龍三郎、安井曽太郎、国吉康雄、山口薫、熊谷守一、
狩野芳崖、富岡鉄斎、菱田春草、竹内栖鳳、横山大観、下村観山、小川芋銭、速水御舟、小倉游亀、前田青邨、福田平八郎、山口蓬春、片岡球子、山本丘人、高山辰夫、三橋節子、
棟方志功、長谷川潔、池田満寿雄、荻原碌山、平櫛田中、高村光太郎……

出品目録を見て印象的なものを書き出そうと思っていたら止まらない こんな羅列になってしまった あちこちの美術館で見てきた作品にいっぺんに出会えたのだ

「尼門跡寺院の世界」展は皇族の方々やシャネル社長が鑑賞する写真など、新聞に載ってたりして情報は豊富だと思うので省略 日本人としての誇りを感じた


都美術館前で見事なノコギリ演奏 公園ではマリンバ演奏も 芸大美術館に向かう

芸大美術館陳列館(無料)で「サントリーと資生堂 商品デザインのコラボ」も良かった(6/1 まで)
文化の香り高い資生堂とサントリー商品が年代順に交じり合って並べられている
資生堂の「オイデルミン」1897年、「赤玉ポートワイン」1907年、「ヘルメスウイスキー」1911年… 
サントリーが「人懐っこく豊かな面白みのあるデザイン」で遊び心、資生堂は「すべてがリッチでなければ」と心の豊かさを表現 上品で清潔 高級感 
両社とも社内デザイナーが制作していて一貫性があり、サントリーの「角瓶」1937年や資生堂の「ドルックスコールドクリーム」1932年のように発売当初からデザインがほとんど変わらないものもある 「モダンカラー粉白粉」1932年などはアールデコが日本で花開いたことが分かる ディスプレーもセンスよく、広々明るい会場で懐かしいひとときを過ごした



右は芸大美術館陳列館入口(芸大美術館に隣接)
芸大美術館から学生食堂に入れます(カレー300円でした)





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5/22 新宿、駒込、巣鴨  その2

2009-05-23 18:10:08 | 都内
 
古川庭園正面から出て左へ5分位で平塚神社
右折して蝉坂を下り参拝して元の道へ
巣鴨への道は分かりずらかったが有名な選手がくるスイミングセンターや染井霊園(二葉亭四迷、高村光雲、岡倉天心、芥川龍之介…岩崎家墓地)などあった 
道を尋ねたら”お墓の中でも大丈夫?”とか”とげぬき地蔵なんか線路の向こうで遠いよ”などと言われたが知らない道を歩くのは楽しい
とげぬき地蔵がこんなに便利な所にあるとは思っていなかった
4の付く日がにぎやかとのこと、長い商店街とその安さに驚く


平塚神社

染井霊園
巣鴨とげぬき地蔵


手提げ37x45 298円 綿で安くて迷っていたら道行く人に勧められ買った



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5/22 新宿、駒込、巣鴨 その1

2009-05-23 15:13:41 | 都内


まず新宿で"岸田劉生没後80年展"を見て駒込へ
駒込駅に下車したのはかなり前のこと これが都内だったなあ!と
商店街の親しみやすさを味わいながら目的の”旧古川庭園バラ展”へ
庭園内をゆっくり楽しんで、帰りは巣鴨に出ることに
愛用の「お散歩マップ」の本を見たり、人に尋ねながらの30分位で
染井霊園を抜け、とげぬき地蔵裏の白山通りへ
帰りは都営線シルバーパス利用で安上がりに

中央:安田ビルからの眺め 右:駒込駅前の店先

旧古川庭園 ”春のバラフェステバル”6/21まで





左:アンネフランクは気にいったがよい写真なく投稿なし

左:右上”サハラ98”と同じ

中央:ブラシの木 右:写真右端にブラシの木

追記:5/25産経新聞によると”90種180株あり、「クィーンエリザベス」「ミスター・リンカーン」「クレオパトラ」「ピンクピース」「ブルームーン」など多種多様”とある。強風で痛んでいたり時期が合わなかったりしてこれらの花に今回は出会えなかったが神代植物園とは違う色彩と香りを楽しめた




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5/4 府中大國魂神社

2009-05-16 18:24:23 | 近隣

色々なブログを見てすっかり自信をなくしてしまった
写真は素晴らしいし、レイアウトも美しくて楽しく見られる

私は迷っている 今まではブログが作れたことで満足できていたのだが…
背伸びをするつもりはないが目標は?目的は?
こうして、頭の体操に文をひねったり、次は何を載せようかと考える
それでいい…ということにして”自分流につれづれに!”と納得させた

そんな訳で連休中に撮った写真は載せるのが遅れてしまった
大國魂神社のくらやみ祭りだけ投稿する




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上坂冬子さんを偲んで

2009-05-01 17:05:52 | ブログ開始07.1~2010.12
 まだまだ威勢よく一刀両断、持論を語っていただきたかった
私は 「ときめき老後塾」…ひとり暮らしの骨董ざんまい…を読んでファンになった
それまではいろいろな対談や新聞で触れても身近に感じなかった この本は蒐集した骨董が
きれいにおもしろく載っていて何度も読み返した 産経新聞のコラム「老いの一喝」にも共感し
後味よく読んでいた 亡くなられてからのコラムに ”タバコは自己責任で吸えばいい”というような文
 最後まで「しっかりとしていたお姿」が想像できホッとした 30年来の親友という曽野綾子さんとの
今年2月の対談集に「背中のなかの方までズキズキとうずくので… 夜の明けるのを待ってすがるように
あなたに電話をしてました…」と それから間もなくの対談で運命を悟るかのように「どっちがどっちを
見送るか知らないけどそれもまたこの世の楽しみの一つに思えてきたわ」と締めくくられていた と
最期の病床では「みかんの花咲く丘」や軍歌を口ずさんでおられたという 3月27日(4月14日ご逝去)に
Will編集長の花田氏がお見舞いに行った時「諸君!」廃刊のことなど最近の出版界の話などして
元気そうだったという ”わが道を行き、人生を1人で完結させた感じ” と佐藤愛子さんは書いている
 私は「ときめき老後術」に書かれている”最後の晩餐”の上坂さんの望みがどうなったか気になって
いるが、ご立派でしたね ありがとうございました!と心からご冥福をお祈りしています 3週間借りた本で
上坂さんのご家族とのかかわりや寂しさ…色々自分に置き換え納得し楽になった気がする 青木玉さん(幸田文の娘)との対談「ひとりの生き方 ふたりの生き方」上坂共著はどちらのご家庭のこともありのままで引き込まれて読んだ [ときめき老後塾] 2007.12.28第一刷 骨董のメモ入り この2冊購入予定

  
上坂さんの著書を読みながらどんな音楽を聴こうか考えた
バッハ、ベートーヴェンではなさそうで選んだ2曲が「ファゴット協奏曲」(トランペット版)フンメル、モーツアルト、ウエーバー、サンサーンスの4曲入りと 「弦楽六重奏曲」チャイコフスキー、ドボルザーク2曲入り図書館で借りた ”ぴったりだったなー”と 上坂先生もお気に召すような気がして繰り返し聴いている
  

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