現在の鍼灸師養成では就学期間は3年、しか
も大半は現代医学の講義になっているようです。
鍼灸の手技についてはあくまでも基本を教える
だけで、鍼灸師資格をもらってから自分で勉強
するしかないとのこと。
昔の鍼の修行では、師匠に一人か二人の弟子
がついているだけですから、指導は濃密ですね。
まず桐など柔らかい板に鍼を通す練習から始め
てより硬い木に進み、最後には樫(かし)の板ま
で突き通す訓練をしたそうです。
樫の木は私も武道で使っていますが、緻密(ち
みつ)で粘りがあってしかも強靱(きょうじん)。
いくら金属で先がとがっているからといって、これ
を鍼で突き通すなど、ちょっと考えられません。
こうして突き通せるようになったら、鉢に水を満た
し、その水に浮かべた物を突き刺す訓練に進み
ます。 水をこぼさないように刺せるまで練習し
たそうで、それができて始めて猫など動物を刺
す訓練が許されます。 人間に鍼を打つまでに
3年はかかったそうです。
も大半は現代医学の講義になっているようです。
鍼灸の手技についてはあくまでも基本を教える
だけで、鍼灸師資格をもらってから自分で勉強
するしかないとのこと。
昔の鍼の修行では、師匠に一人か二人の弟子
がついているだけですから、指導は濃密ですね。
まず桐など柔らかい板に鍼を通す練習から始め
てより硬い木に進み、最後には樫(かし)の板ま
で突き通す訓練をしたそうです。
樫の木は私も武道で使っていますが、緻密(ち
みつ)で粘りがあってしかも強靱(きょうじん)。
いくら金属で先がとがっているからといって、これ
を鍼で突き通すなど、ちょっと考えられません。
こうして突き通せるようになったら、鉢に水を満た
し、その水に浮かべた物を突き刺す訓練に進み
ます。 水をこぼさないように刺せるまで練習し
たそうで、それができて始めて猫など動物を刺
す訓練が許されます。 人間に鍼を打つまでに
3年はかかったそうです。