たまたまなんでしょうが、深谷先生のご紹介をした後、「名灸穴の研究」
を府立図書館で借り出そうとしたら、3冊ある蔵書がすべて「貸出中」、
おまけにお一人の予約まで入っています。
お灸に興味を持たれる方が増えるのはうれしいんですが、こうした先人
の古書(と言ってもそれほど古くはないんですが)を読むには、ある程度
基礎となる知識を持っていただく必要があります。
「こういう症状にはこのツボ」、専門書ではなく一般の鍼灸の本では大概
このように書かれていますが、ほとんどの場合、何故そうなのか基礎と
なる漢方の考え方には触れていません。 そのため読む方は単なる対処
療法しか頭に残らず、鍼灸の底力が実感できなくなってしまいます。
これに対し古書は、漢方の考え方に裏打ちされたものです。
古書は初めは「ざっと」読む。 気に入ったツボにお灸を続ける。 そして
基礎となる考え方の勉強が進めば、また読んでみる。 お灸する、学ぶ、
また読む、お灸する、学ぶ... こうしたプロセスがあるんだ、ということ
を知っていただきたいと思います。 私もまたこのプロセスを実行し続け
ている一人です。
を府立図書館で借り出そうとしたら、3冊ある蔵書がすべて「貸出中」、
おまけにお一人の予約まで入っています。
お灸に興味を持たれる方が増えるのはうれしいんですが、こうした先人
の古書(と言ってもそれほど古くはないんですが)を読むには、ある程度
基礎となる知識を持っていただく必要があります。
「こういう症状にはこのツボ」、専門書ではなく一般の鍼灸の本では大概
このように書かれていますが、ほとんどの場合、何故そうなのか基礎と
なる漢方の考え方には触れていません。 そのため読む方は単なる対処
療法しか頭に残らず、鍼灸の底力が実感できなくなってしまいます。
これに対し古書は、漢方の考え方に裏打ちされたものです。
古書は初めは「ざっと」読む。 気に入ったツボにお灸を続ける。 そして
基礎となる考え方の勉強が進めば、また読んでみる。 お灸する、学ぶ、
また読む、お灸する、学ぶ... こうしたプロセスがあるんだ、ということ
を知っていただきたいと思います。 私もまたこのプロセスを実行し続け
ている一人です。