追いついて？

失礼ながら、こういう後
進国では、民度、国民の
程度はこんなものか、な
どと、その時は思いまし
た。

日本は東南アジアの指導
的立場に立つ国だと、ち
ょっとプライドもくすぐ
られました。

ところが２０年経ったら、
日本はその国に「追いつ
いて」いた．．．

プライドばかり高くても、
やっていることは後進国
なみ。　いやはや、情け
ないことになりました。

止まりゃあ？

もう２０年も前ですが、
東南アジアで仕事をして
いた時。　現地代理店の
社長と街を歩いていまし
た。

信号が青になったので渡
ろうとしたら、彼が止め
ます。　オートバイが来
ている、と言うのです。

横の信号は赤だ、と言う
と彼は、
They never stop!
止まりゃあしない、と言
います。

その言葉を裏切らないよ
うに、そのオートバイは
赤信号を突っ切って走り
去りました。

ご注意？

久しぶりに繁華街に出ま
したら、外国人旅行者だ
けでなく、日本人観光客
もたくさん。

大阪へようこそ！　大阪
の食べ物や風俗に満足し
て帰って頂きたいと思い
ます。

ただひとつ、ご注意を！
大阪では信号や交通法規
をアテにしてはいけませ
ん。

青信号だと渡りかけたら、
横からすごいスピードで
自転車が、あなたのすぐ
前を突っ切って．．．

クセ？

日本の英語教育の悪いク
セで、どうしても英米人
が使うような構文にした
がります。

でも、英米人が使う英語
以外の英語こそ、世界で
みれば標準。　そんな人
の方が数が多い。

ですから構文にこだわら
ず、必要な情報を漏らさ
ないことの方が大切。

次の電車で次の駅なら、
next station, next train OK
これで十分、あなたの言
いたいことは伝わります。

どこかに？

日本の英語教育の問題点、
などと難しく言うより、
すぐに出てくる英語が必
要だと思いました。

この場合は、この次の電
車に乗って、次の駅で降
りれば良い、と言えば良
いようなのです。

これは、まぁ、
Take the next train,
and get off at the
next station.
くらいでしょう。

ただ、この英文をひねり
出す頃には、相手はどこ
かに行ってしまっている
かも．．．

日本語？

駅のフォームで、どう乗
れば良いのか、思案顔の
外国人ご夫婦。

ボランティア・ガイドを、
と思ったのですが、並ん
だ列の前には、女子高生
数人など若い方達が。

ま、これだけの人手があ
るんだからと、どうにも
分からなくなったら手助
けに出ようと黙っていま
した。

そうしたら、なかなか英
単語が出てこない。　女
子高生にいたっては、す
べて日本語．．．

突き詰めて？

９０歳も間近になれば、
いつあの世に行っても天
寿というものではないの
か？

近頃、そう思われてなり
ません。　医療はそれを
許さず、何がなんでも命
を伸ばすんだ．．．

尊厳死という言葉がある
ように、穏やかに生を終
えてはいけないのか？
医療にそれを邪魔する権
限があるのか？

難しいことです。　もっ
と突き詰めて、生きると
いうことや死ぬというこ
とを、考えていきたいも
のです。

簡単では？

今なら、どこにでも設置
されているＡＥＤ（救命
装置）も同様です。

強い電流を流すので、胸
と背中に、目を背けたく
なるような、ひどい火傷
跡が残るそうです。

助かっても後が大変、ま
たは、それでも助からな
かった、ということにな
ってしまいます。

その火傷跡を見て、超高
齢者に、そこまでする必
要があったのかと、家族
が苦しむ。　いやはや、
簡単ではないですね。

再接合？

心臓マッサージは、胸郭、
特に肋骨を強く押さえ込
まないといけないので、
肋骨が折れたり、ヒビが
入ります。

若い人でも再接合しにく
い部位なのに、骨粗しょ
う症などを抱える超高齢
者には大きなハードル。

結局、生命は助かっても
それから胸の痛み、息苦
しさを、ずっと堪え忍ば
ないといけない。

痛み、苦しみを与えるだ
けのものになれば、それ
が本当の蘇生法と言える
のか、難しいことになる
のです。

蘇生法？

母は９０歳間近で、老人
ホームで気楽に暮らして
います。　そこで、老人
医療に詳しい医師の話が
聞けました。

心臓マッサージという蘇
生法を超高齢者にするの
は、先進国では日本だけ
なんだそうです。

８０歳代にもなれば、心
肺停止を起こして亡くな
るのは、天命、または天
寿という考え方です。

テレビなどでは、こうし
た蘇生法を紹介すること
が多いですが、これも超
高齢者には難しいとのこ
とでした。