お灸!

お灸にはまっています。 お灸や漢方などの勉強をまとめてみたいと思いました。 「個人的感想」ですけど...

深谷先生なら?

2008-09-30 09:15:12 | Weblog
衣替えのシーズンですが、長袖を出してもらった
ら、それから2-3日女房は鼻をグスグス...
ハウスダストのアレルギーだそうです。 これは
沢田先生では分からないので、深谷先生に当
たってみました。

風邪のツボとして紹介しています、首筋の付け
根の大椎(だいつい)、それに神経を静める効
果がある身柱(しんちゅう)、これは大椎からひ
とつ越えた次の窪みに当たります。

このふたつにお灸を3壮すると、グズグズが収ま
ってきました。 これに加え、足の裏側、指の付
け根にお灸します。 ちょっと面白い部位ですが、
親指から2番目の指の付け根の膨らんだ部分
になります。

両足のここに、3壮ずつでグズグズがすっきり収
まりました。 この付け根の部分は裏内庭(うら
ないてい)と呼び、普通の経絡図には出てきま
せん。 これは足の甲側にある胃経のツボ、内
庭の裏側に当たるので、そう呼ばれているもの
です。


昭和?

2008-09-29 09:08:01 | Weblog
「鍼灸真髄」と「深谷灸法」を比べてみると、す
ぐに気づくことがあります。 「鍼灸真髄」の方が
ずっと病気名が少ないのです。 今ならごく当た
り前のアレルギーなど、それらしい記述すら見あ
たりません。

それと同時に、重篤(じゅうとく)と思われるような
病気すら、沢田先生は扱われていたことが分か
ります。 すごいと言えばすごい、危ないと言えば
危ないことですね...

これだけでも、昭和という時代が、医学にとって
も大きな転換の時代であったことがよく分かりま
す。 沢田先生の時代、医学は科学から恩恵
をほとんど受けられず、鍼灸とほぼ同等、または
それ以下の状態です。 沢田先生が活躍せざ
るを得なかったでしょう。

昭和の後半にかかり、医療機器と薬剤が画期
的に進歩しました。 こうなると国の「後押し政
策」も必要ないほどに、医学は信頼を勝ち得て
きます。 それと比例するように、漢方は枝葉の
療術となっていった... でも、その真価がどう
なのかは、まだ確証されていないですね。

ブレンド、ブランド?

2008-09-27 08:58:24 | Weblog
本来、ご飯用のお米はブレンドするものです。
米の品種は多数あり、それぞれ地域の特性に
よって作付けされています。 粘るもの、あっさり
したものなど、こうした品種の特性を読み、それ
をブレンドしておいしいご飯にするのが、本当の
「米屋の腕」でした。

それが許されなくなって、単品のブランド、それも
現在は数種のブランドしか求められなくなれば、
農家は地域に合わなくとも作付けして、「まずい
米」を作らざるを得なくなり、価格を押さえられて
いる米屋の方は、「混ぜ込んで」単価を下げる
しかできなくなります。

今の本物の「新潟産コシヒカリ」なら、もっとおい
しい品種がいくらもあるのですが、ブランド信仰
の消費者には分からないでしょう。 残念なこと
で、みんなが不幸ですね。

正しくお米をといで、ご飯が炊けたら内釜を抜い
て布巾を掛け、10分置いてやるだけで、どんな
お米でもおいしくいただけます。 本当は米のと
ぎ方にもやり方があるのです。 毎日食べるもの
を、もっと大事にしたいですね。

うるさい?

2008-09-26 09:15:47 | Weblog
新しい内閣とともに、「消費者がうるさいから」と
発言した大臣のことも忘れ去られることでしょう。
でも最近の騒動を見ていると、この人の言った
「うるさい」が諸悪の根源のように思えてきます。
ただこの役所がではなく、消費者の方が、です。

消費者が「無茶なこと」をうるさく言うから、産地
偽装や事故米横流しが起こるのです。 たとえば
「コシヒカリ信仰」です。 今何店くらいあるのか
知りませんが、どんな小さなスーパーの店舗にも
「新潟産コシヒカリ」なるものが置いてあります。

ここに置いてある袋の数と、農協・問屋・仲買に
置いてある在庫を足せば、新潟の作付け面積
を遙かに超えてしまいます。 それでも消費者が
うるさく求めれば、どこからか「出てくる」のです。

コシヒカリがおいしかったのは、昔の話です。 
長時間の厳しい農作業を続けるだけの労働力
も確保できず、田んぼを取り囲んでいる山の保
水力が落ち、良質の農業用水が確保できなく
なった今、単品でおいしい米を求めること自体
が無茶なのです。

鼻血?

2008-09-25 09:04:08 | Weblog
バイアスピリンを飲み出して3日目、鼻をかんで
いてちょっと鼻の穴の中までティッシュを入れた
ら、鼻血が薄くつきました。 あれ? 今までに
無かったことです。

これもしかして、と直ちにバイアスピリンを服用す
るのを止めました。 血小板の凝固を阻害、と
いうのは、やはりうれしくないですね。 これを使う
以外に身体生命を保てないのならともかく、副
作用のリスクを負いながら、というのはどうも...

私は根が臆病ですから、これを飲み出してすぐ、
もしも事故にでもあって手術ということになれば、
どうなるんだろう、と心配になり夜も安眠できま
せん。 手術や抜歯などには、1週間前に服用
を止める必要があると言うんですから...

内科医さんに相談したら、あ、それなら止めまし
ょう、とあっさり。 心配してそれがストレスにな
る方が良くないとおっしゃいます。 ま、女房の
手料理と杖道、それに毎日のお灸で、健康管理
をしていきましょう。

睾丸炎?

2008-09-24 08:55:55 | Weblog
私は疲労困憊(こんぱい)という状態になると、
右の睾丸(こうがん)辺りが痛むことがあります。
もう10年以上つき合っていることになるでしょう
か、すぐに収まってしまうので、ついおろそかに
なるんですが、こういう場合の対処を、と「鍼灸
真髄」を開きました。

乳首と乳首の間の長さを糸などで取ります。
この糸を、片方の乳首から下にぶら下げます。
こうして糸の先端が届くところ、ここがツボにな
ります。 両方の睾丸なら両方の乳首から、と
いうことになりますね。

どうも不思議な取穴法ですが、とにかく取って
みます。 その人の体格によって違うでしょうが、
私の場合はおへその位置から3-4寸くらい下、
足の付け根に近い右下腹部になります。

5-6壮やると、もう痛みが引いています。 もっ
とも疲れがたまっているときなどは、数日続ける
必要はあります。 それと、いつも書いています
ように、痛みが激しかったり、引かないときは、
まずお医者さんに行きましょう。

バイアスピリン?

2008-09-22 08:15:12 | Weblog
朝食を抜いて、血液検査や心電図など検査を
してもらいました。 再度の診察でも特に異常は
ありませんでしたが、予防ということでバイアス
ピリンの服用を薦められました。

古くからの鎮痛薬、アスピリンには血小板の凝
固を妨げる薬効が注目され、欧米では60歳を
過ぎると誰でも処方してよい、くらいに当たり前
になっているそうです。

日本でもこの薬効が認められ、服用量を減らし
たパイアスピリンが血栓予防に毎日服用してよ
い保険適用薬になっているんですね。 古い薬
ですので、薬価もずいぶん安いから懐への負担
も軽いとのこと。

私はビタミンCを飲むくらいで、毎日飲む薬は初
めてです。 とにかく1週間分処方してもらうこと
にしました。 血小板の凝固を阻害、というところ
が、何かひっかかりましたので...

台風一過?

2008-09-20 09:18:41 | Weblog
もう大阪は抜けましたが、大きな台風が、日本
の南岸をずっと伝う形で通過中です。 大きな
被害が出ないことを祈っております。 被害なく
台風一過となれば、秋はすぐそこです。

秋には肺に清らかな空気を行き渡らせるのが養
生と書きました。 こうすれば冬に病を得る可能
性が少なくなるということですが、それに留まらず、
肺については「素問」に面白い記述があるのに
気づきました。

「素問」第5篇には、
 憂傷肺.喜勝憂.
 熱傷皮毛.寒勝熱.
 辛傷皮毛.苦勝辛.
とあります。

憂い(うれい)が肺を傷める、とあり、その憂いを
晴らすには喜びが良い。 皮毛は肺と関係が深
いのですが、その皮毛は熱や辛いものに弱い、
ということですね。 色々解釈できるでしょうが、
喜びをもって生活し、よく散歩して、辛い食べ物
はダメだと言うのではなく、ほどほどに、というのが
秋には良いようです。

20年?

2008-09-19 09:14:59 | Weblog
この内科医さんに会い、ふと「20年」を考えてし
まいました。 70代後半で、高齢だと感じました
が、考えてみれば私だって20年後には、この先
生の歳になります。  そう思うと深い感慨があり
ますねぇ。

20歳からの20年は、ただもがき苦しんでいたよ
うに思います。 何をするべきなのか、サッパリ分
からず、自分も他人も傷つけるだけだったように
も思います。 この頃、「ロボット」というあだ名を
貰っていました。

その次の20年は、海外に出るようになり、自分
一人の動きでたくさんの人に影響を及ぼす、い
やそれ以上に、たくさんの人に助けて貰っている
ことに、気づきだしました。 他人の偉さ、すごさ
が、やっと分かってきた、ということですね。

60年もかけて、何だかやっと「人間らしく」なって
きたように思うのに、あと20年しか残されていな
い。 たった一回の人生なのに、そのほとんどは
モヤの中で何も見えていない。 このことを皆さ
んには、もっと早く気づいていただきたいと思いま
す。 気づかなければ、始められませんから。

内科医?

2008-09-18 08:56:43 | Weblog
MRIで脳出血の痕を見つけてくれましたので、
近所の内科・循環器科に出向きました。 待
合室は高齢者ばかりで、なるほど長年循環さ
せていれば傷むんだなぁ、と感心しました。

私の番になって診察室に入ったら、あれ、先生
もずいぶんお年です。 内科医・循環器医の認
定証を見たら、もう70代後半です。 それでも
練達の技術というのか、久々に手でコツコツや
る打診もしてもらい、何か安心感があります。

近頃のお医者さんは、目の前の患者より検査
数値に一生懸命な感じを受けます。 後の患
者さんに悪いなと思うほど、ていねいに触診や
問診をしてもらい、こういう診察技法を無くしたく
ないな、と思いました。

今のところ異常は見つからないが、血液や心電
図を見ましょう、ということになりました。 脳出血
は古いもののようで、血栓ができてそこから出血
したのではないかとの見立てです。 ここをもっと
早く見つけていれば良かったですね...