30年前の9月27日、厚木基地を飛び立った米軍のファントム機が、横浜市緑区の住宅地に墜落して、林和枝さん親子と椎葉悦子さんが大火傷を負いました。
直前に脱出したパイロットの米兵は、すぐに出動してきた自衛隊のヘリに救出されましたが、被害者は放置され、駆けつけた市民によって病院に担ぎ込まれました。
自衛隊も米軍も、消防には通報しなかったのです。
林さんの二人の幼子は、大好きだった「ぽっぽぽ、はとぽっぽ」の歌を口ずさみながら、「パパ、ママ、バイバイ・・」と言って息を引き取りました。
母親の和枝さんも瀕死の重傷を負っていたため、子ども達の死を知らされたのは、ずっとあとの事でした。
今、これを書いていても涙が出ます。
和枝さんは、どんな辛い治療も子どもに会いたい一心でがんばりましたが、こどもの死を知らされて・・・どんなにつらかったことか。 和枝さんは、4年間の闘病後「安保がにくい・・・」と亡くなりました。
いまも、厚木基地から、米軍機がわがもの顔に飛び立っています。
9月30号の赤旗新聞日曜版に特集が組まれます、ぜひお読み下さい。