Good Frlend!(motovlog)

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ホンダのスポーツバイク独特の進化、CBR900RRからCBR929RRへ。(番外編vol.3170)

2022-02-15 09:38:41 | 日記

ちょうど2000年に登場したホンダ「CBR929RR」は、それまでのレーサーレプリカ「CBR900RR(1992年〜)」の流れを汲むものですが、

一応、ホンダとしてのスーパースポーツ(SS)第1号車であるとされています。

ただ、1998年に登場したヤマハ「YZF-R1」を考えると、本来ここは一気に1000ccスーパースポーツ(SS)でしょうって事に、

何故か、ならなかった「途中経過」の様な立ち位置のオートバイだったりします。(笑)

また2年間生産されただけで直ぐに「CBR954RR」へバトンタッチするのですが、これまた1000ccではありませんでした。

結果的には2004年にやっと「CBR1000RR」が登場するまで、なぜか中途半端な排気量で進化して来たんですよね。

まぁ、その辺の生い立ちは「ホンダならではの考え?」があっての事なのでボクがどうこう言う事じゃないけど、

今日はそんなレーサーレプリカからスーパースポーツ(SS)へ…、進化の過程途中にあった「CBR929RR」のご紹介です。(笑)

まず正直なところ、この「CBR929RR」ってマイナーなオートバイで、まさに当時の「オートバイ氷河期」を象徴する1台と言えます。

80年代から90年代前半まで人気を得てたレーサーレプリカの流れをくむ大型バイク版ですが、

90年代の後半に入るとこの手のフルカウル仕様がすっかり衰退してしまい、

ちょうどこの「CBR929RR」が登場した時代ってカスタムを中心とした、ごく一部のネイキッドスポーツ系や国産アメリカン系など、

はたまた、中型のシティーバイク(ヤマハ・TW200など)のみが人気を得る時代でもありました。

劣勢を強いられたスポーツバイクだったのですが、唯一の希望は1996年から始まった教習所での大型バイク免許の取得って事でしたが、

この2000年の時点ではまだオートバイ自体に興味を持つ時代ではなかった(オートバイ氷河期)だった為、

まだその影響もほとんど無かった時期と言えます。

そんな時代にあって存在したた「CBR929RR」ですが、エンジンは「CBR900RR」からのボアアップ版で

水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで排気量は929cc、最高出力が152psで、最大トルクは10.5kgでした。結構良いですよね。(笑)

また初めてフューエルインジェクション化(PGM-FI)されており、フロントサスペンションは倒立化され、

リアタイヤは他車よりワンサイズ大きい「190/50ZR17」が採用されていました。

さらにデザインも大幅に見直され今に通ずるソリッドなものになり、レーサーレプリカとは異なる雰囲気を醸し出してもいました。

時代を考えれば十分に魅力的な要素を持っていますが、正直なところ売れませんでした。(笑)

で、現在の中古市場を見てみると大体50万円から70万円の範囲で売られてて、球数が少ない割に高値はついていません。

また、どんなに新しくても20年経っていますから、状態の良いものを探すとなると難しいかもしれまいですね。

とにかく今見るとどうしても中途半端な感があり、他の何よりこのオートバイが良いって事にはなりませんが、

見る人が見れば懐かしい「それなりのオートバイであった」と言えそうですね!(笑)










コメント
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