Good Frlend!(motovlog)

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最後のRZ…、ヤマハ・RZR250R(3HM型)。(番外編vol.4042)

2024-08-12 15:20:12 | 日記

1981年に名車となるヤマハ「RZ250/350」が販売され「2ストレーサー」の元祖と言えるオートバイとなって以降、1983年にはその進化版となる「RZ250R/350R」が

登場し、さらに、セミカウル・セパハン仕様の「RZ250RR/350RR」が登場されて、ヤマハの2ストレーサーとして人気を確保していたのですが、1984年度を皮切りに他社

らから「より洗礼された」レーサー風のオートバイ(レーサーレプリカ)が続々と登場して来る中、スチール製フレームで頑張っていた「RZ」だったのですが、多分メーカー

として「ここが変わり時!」って感じで、1986年に初期型の「TZR250」を誕生させます。またこの時点で350ccモデルは廃止に…、で、新たに登場した「TZR250」には

当然、アルミ製のフレームやスイングアーム、本格的な排気チャンバーが標準で装されて、その性能は「一気に開花」する方向へ向かいます。そうなると「RZ-R」は「どう

なるのか?と思ってると結果としては廃盤にはならず、販売が継続されるカタチで1986年より「RZ250R(1XG型)」が登場することになります。このモデルは、それまで

の得意質な「速さ」を追求したモデルとは異なり「気軽に乗れる2ストバイク」といった、別のコンセプトに変化することになってしまうんですよね。それまで「RZ」シリー

ズで走りを追求してたヤマハファンからすると、ちょっとガッカリな部分もありまっしたが、新型の「TZ250R」があまりにも素晴らしかったので「まぁ、仕方ないかぁ」って

思いで見てる感ももありました(笑)。で、更にそこから1988年には「RZ」リリーズの最終型となる「RZ250R(3HM型)へと進化することになります。すっかり一線を

引いた感じが浸透してたので、速い2ストマシンを好む若いライダーからはあまり注目されることは無かったのですが、当時の女性ライダーや中型バイクでの初心者などが新車

の価格帯が安いと言うことで購入されてた感じでした。いわゆる「シティバイク」的な印象で乗られる様になったって感じです。とは言え当時の250cc最高出力45psを誇って

おり、車重も乾燥重量で140kgを切ってる事から十分に速いオートバイでもありましたし、時代の進化と共に17インチのホイールにもなっていました。ただ同時期に後方排気

システムからなる「TZ250R(3MA型)」も登場してた事から、やはり立ち位置に変化はなかった気がします(笑)。思えば不思議なもので「驚くほど速い」と言われて登場

した名車「RZ250」も、たった「7年ほど」で「普通のバイクになった…」と考えると、やっぱり不思議としか言いようがないですよね(笑)。それだけ1980年代って時代は

オートバイの進化が激しかったと言う事なのでしょうが、今じゃとても考えられないです。ちなみに1991年に登場した「R1-Z」だったり「TZ250R(2KX型)」であれば、

ボルトオンでごっそり足回りの交換が可能なので、太いタイヤでラジアル化したいと思えば、このモデルのパーツがそのまま流用できます。要するにリアのスングアームや、

フロント周りやブリッジ構造などは、これらのオートバイと共通だったと言う訳です。またこの最終型「3HM型」だけで中古市場を見てみますと、大体100万円あたりから

130万円前後で取引されてる感じです。当然年式より「程度」で相場価格が違う感じですが、中には「フルカスタム」されれてて高額化してる車両もあります。やはりその大半

は「足回りの強化」に向かってる車両だったりしますね。さて、今日は最後型の「RZ」ってどうだったっけ?って方へお話を進めてみましたが、いかがだったでしょう!(笑)



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