Good Frlend!(motovlog)

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スポーツバイクの未来を切り拓いた1台、ヤマハ・YZF-R1(初期型)。(番外編vol.4071)

2024-09-18 11:41:30 | 日記

1980年代から1990年代の中盤まで圧倒的に人気だった中排気量からなる2スト&4スト「レーサーレプリカ」も1990年代の後半になると軒並み人気を失い、逆に

どことなく「乗る事が恥ずかしい状態」ってのが実はあったんですよね(笑)。ちなみにこの「恥ずかしい」と言う時代にボク、ホンダ「NSR250R-SP(1993年式)」

のピッカピカをたった25万円で中古購入し乗ってたですよね(笑)。まぁ、そんな事はさておき、お話を戻しいていきますが、わゆる「レーサーレプリカ」と入れ

替わるカタチで登場したのが今日ご紹介する、このヤマハ「YZF-R1」の初期型だった訳です。その登場時期は1998年からで、もちろん現在も進化しながら新車で売

られてる車両です。またこのモデルはそれまでの「レーサーレプリカ」のジャンルとは異なり「スーパースポーツ(SS)」と言うカテゴリーに入る大型バイクでした。

この名称は1994年に登場したドゥカティの「スーパーバイク-916」から始まった経緯があり、それまでのレーサーモデルのレプリカとは対照的に「市販車ベースから

レーサーモデルとして使われる」流れを汲んだものだったりするんですよね。ちなみに現在もそうです(笑)。またちょうどこの時期から「世界スーパーバイク選手権」

などで、排気量が4気筒なら1.000cc、2気筒なら1.200ccに変更された事で、750ccでは無くリッターバイクとして登場したと言う経緯でもありました。もちろん

当時のスポーツバイクの中では「圧倒的なポテンシャル」を備えており、ヤマハにとっては完全に「他社を出し抜いた」感がありました。実際、ホンダの「CBR1000R」

や、スズキ「GSX-R1000」や、カワサキ「ZX-10R」などは全て200年を超えてから登場してますからね。で、このヤマハ「YZF-R1」ですが、搭載されてたエンジン

は水冷式4スト並列4気筒DOHC5バルブで、正式な排気量が998cc、最高出力は150psで、最大トルクが11.0kg、車重は乾燥重量で177kgとなっており、ガソリン

タンク容量が満タンで18リットル、市街地での平均燃費が大体15km〜17kmと言う感じでした。またフロントフォークは倒立式で、機械式キャブレターを装備、トラ

ンスミッションは6速MTで、フレームは「FZ」シリーズから使われてきたアルミ製のデルタボックス、ホイールサイズは前後ともに17インチで、リアタイヤは当時で

既に「190/50ZR」と言う太いタイヤが履かれていました。もちろんチューブレス式の「S仕様ラジアルタイヤ」です。さらにこの新開発されたエンジンは非常にコン

パクトに設計されており、クランクケースやクラッチカバーなどが、左右に飛び出す「昔のもの」とは大きく異なり、それ以降のエンジンに関して「大きく飛躍」させ、

他社もそれを真似るカタチになって行きます。またフォルム(デザイン)もそれまでのものとは違い、スマートで「ソリッド」なものへと進化し、これまた以降のスタ

ンダードデザインとなって行きます。ただ時代は完全に「オートバイ氷河期」となっていた為、注目は浴びたのですが購入者は一部にとどまっていた感はありました。

ただし、それとは対照的に1996年より免許の法律が改定され、大型バイクが教習所で取得出来る様になっていたので、2000年を超えてから徐々に大型バイクの見られ

方が変わって行く事にはなって行きます。とにかくスポーツバイクの新時代を最初に築いた車両である事は間違いなくて、この「YZF-R1」の登場がなければ、その後の

スポーツバイクがどう進化して行く事になるか?また違った流れがあったかもしれないんですよね!(笑)




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