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この時代はカウルがあってこそ…、カワサキ・FX400R。(番外編vol.4159)

2025-01-25 14:35:39 | 日記

1980年代も中盤に入る頃になると、本格的な「レーサーレプリカ」がどの国産メーカーからも徐々にラインナップされるようになり、次の一手として

その「派生モデル&追加モデル」が登場する様になります。で、カワサキに関しては、まず初のフルカウル仕様となる「GPZ400R」が先に登場する事

となります。このモデルは完全なレーサーレプリカとは多少違う「スポーツツアラー」の要素が高いカワサキ独自の路線モデルでしたが、人気は絶大で

爆発的に売れれて行く車両となっていきます。で、その数ヶ月後に、少しだけ遅れて登場したのが、今日ご紹介&考察して行きたい「FX400R」と言う

モデルです。いわゆる「GPZ400R」の派生モデルで「FX」と言う名称は、1970年代に登場した4気筒エンジンを搭載した400ccモデルの「Z400FX」

から引用されたもので、あらためて「ネイキッド(当時はカウルレス)を総評したもの」となっていました。本来なら昨日ご紹介したヤマハ「FZ400N」

の様に「N(ネイキッド)」と同じ様に「GZP400N」でも良かった気がするのですが、あえて過去の名車「FX」からネーミングされた様なんですよね。

しかし、その名前とは裏腹に残念ながら人気はイマイチで、最終的には1989年まで4年間も売られ続けたのですが、あまり台数的には売れませんでした

(笑)。この敗因はヤマハ「FZ400N」と全く同じで当時はカウルの無い車両は、それ自体が「人気を得られなかった」と考えられます。もっと言えば、

現在ならネイキッドでもサイドのフェンダーなどを駆使して先進的なデザインを実現していますが、この頃のモデルは単純にカウルを取っただけのデザイ

ンとなってて、エンジンやラジエターが丸見えで「処理的に良く無かった」んですよね。ズバリ言ってしまうと「カッコ悪い!?」って事だったと言えそ

うなんですよね(笑)。ただ、スペックを見て行きますとけっし悪くは無いです。まずエンジンは「GPZ400R」と同じで当時、新開発された、水冷式の

4スト並列4気筒DOHC4バルブで、正式な排気量が398cc、最高出力はMAX59psあり、最大トルクが3.6kg、車重は198kgで、キャブは機械式キャブレ

ター、トランスミッションは6速MTで、フレームはスチール製の角形ダブルクレードル式、マフラーは「GPZ400R」と異なり集合管(4 in 1)となって

いました。またガソリンタンク容量は満タンで18リットル、市街地での平均燃費が大体17kmとなってた様です。さらにホイールサイズは前後共に16イン

チ、ブレーキシステムはフロントがダブルディスク、リアもディスクブレーキが採用されていました。これは当時の同等にあたるスポーツバイクに引けを

取らない仕様で、走りに関しての戦闘力は十分にあったと考えられます。ただどうしてもカウルが無い事で全体のバランスがあまり良く無い感じで、比重

が、ぱっと見、リアへ持っていかれてる感じがしますよね。せめて後のネオクラッシックモデルでネイキッドスポーツにあたる「ZRX400」みたいな、

ビギニカウルでも付いてれば多少違って見えてたのかもしれません(笑)!。まぁ、この1980年代中盤と言う時代は1年で車両が大きく異なるほど進化

が著しかった時代だったので、どのモデルが売れて、どのモデルが売れないか?メーカーも模索してた感があったので、仕方なかったと言えば「そうかも」

と言える気もします。さて、今日はそんなカワサキの「FX400R」を少しだけ考察してみましたが、いかがだったでしょう!(笑)





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